2018年03月25日の書評一覧

遺伝子―親密なる人類史(上・下) [著]シッダールタ・ムカジー

遺伝子―親密なる人類史(上・下) [著]シッダールタ・ムカジー

■革命的成果の壮大な絵巻物  以前、あるパネル討論で「星と人間を同じ視点で語れるのが科学のすばらしさだ」と発言したら、同席していた社会科学者から「そのどこがおもしろいのかまったくわからない」と返され………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2018年03月25日
[ジャンル]科学・生物

ミライミライ [著]古川日出男

ミライミライ [著]古川日出男

■もう一つの戦後から「今」を見る  太平洋戦争後、ソ連が北海道を占領した。冷戦下に主権を回復した日本は、インドと連邦国家を作る。そして21世紀、本土復帰後もロシアの基地が残った北海道の4人の若者が結………[もっと読む]

[評者]末國善己(文芸評論家)
[掲載]2018年03月25日
[ジャンル]文芸

ゲームの規則―全4巻 [著]ミシェル・レリス

ゲームの規則―全4巻 [著]ミシェル・レリス

■人生を小説にする野望の行方  人生を作品として織り上げ、書くことで、そこにひそむ秘密を解明すること。  そんな野望を抱いた民族学者のミシェル・レリスは「ゲームの規則」と名づけたシリーズを、36年間………[もっと読む]

[評者]円城塔  (作家)
[掲載]2018年03月25日
[ジャンル]文芸

ケルトの想像力―歴史・神話・芸術 [著]鶴岡真弓

ケルトの想像力―歴史・神話・芸術 [著]鶴岡真弓

■渦巻模様にみる世界の生命循環  ヨーロッパには、キリスト教が広まる以前にケルトの文明文化があった。その伝統は、アイルランドやイギリスのウェールズ、フランスのブルターニュ地方などにいまも伝わっている………[もっと読む]

[評者]蜂飼耳(詩人・作家)
[掲載]2018年03月25日
[ジャンル]歴史

いのちなりけり吉野晩祷 [著]前登志夫

いのちなりけり吉野晩祷 [著]前登志夫

 役行者が開基と伝えられる吉野山金峰山寺蔵王堂の節分の豆撒(ま)きは、「福は内! 鬼も内!」と叫ぶ。これを著者は、亡くなる2カ月前に発表したエッセーで、〈山人の抜群のアイロニー(反語)ではないか。山人………[もっと読む]

[評者]佐伯一麦 (作家)
[掲載]2018年03月25日
[ジャンル]文芸

縄文人に相談だ [著]望月昭秀

縄文人に相談だ [著]望月昭秀

 質問 この本の書評、何を書けばいいんでしょう。  回答 何だっていいじゃないですか。まあ、現代人の悩みに縄文人が答える本ですよね。あとほら、だらしなし子さん(24歳編集)の質問で「きちんとした生活を………[もっと読む]

[評者]野矢茂樹(東大教授)
[掲載]2018年03月25日
[ジャンル]歴史 文芸

3つのゼロの世界―貧困0・失業0・CO2排出0の新たな経済 [著]ムハマド・ユヌス

3つのゼロの世界―貧困0・失業0・CO2排出0の新たな経済 [著]ムハマド・ユヌス

■人類の問題を「無私の心」で解く  2008年の世界金融危機勃発以降、先進国の中央銀行は市場に大量のマネーを注入してきた。10年後の現在、世界経済は好調さを取り戻している。  しかしこれは、超金融緩………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2018年03月25日
[ジャンル]経済

猫はこうして地球を征服した―人の脳からインターネット、生態系まで [著]アビゲイル・タッカー

猫はこうして地球を征服した―人の脳からインターネット、生態系まで [著]アビゲイル・タッカー

■人間の方が飼いならされている  昔から、猫好きと犬好きの人がいて、大真面目に議論してきている。たとえば、経済学者宇野弘蔵は、学者を犬派と猫派に分けて論じていた。私の経験でも、猫と犬はまったく違う。………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2018年03月25日
[ジャンル]人文

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