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楽し句も、苦し句もあり、五・七・五 [編]東京やなぎ句会

[評者]

[掲載]2011年09月04日

[ジャンル]文芸

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 「ただひたすらバカばなしに花を咲かせるだけの一晩なのですが、この日のために、あとの一ト月を働いている」とまで小沢昭一が書く。入船亭扇橋、永六輔、大西信行、桂米朝、加藤武、柳家小三治、矢野誠一らと、月1回、「東京やなぎ句会」で俳句を作り続けて42年、500回になったというから、やっぱりすごいことだ。その記念すべき句会と、付録に501回目の句会の紙上採録、各人自選の句、エッセーなどを収める。病気や事故もギャグにする言葉のキャッチボールに爆笑また爆笑。カラリと「あと何年持つかね」「三人になったら辛(つら)いね」。しかし、さすがに表現者ぞろいだけに、俳句には各人のつやがあって楽しい。
 (岩波書店・1890円)



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