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マッチョになりたい!? [著]國友万裕

[評者]

[掲載]2011年09月18日

[ジャンル]人文

表紙画像

 「男らしさ」が、もし男性にとって生来自然なものであったとしたら、ことさらに規範として称揚する必要もなかったろう。ベトナム戦争後の米国では、マッチョなタフガイという男らしさのイメージを引き受けられない男性たちの苦悩が公に語られはじめ、メジャーな映画作品にもそれが反映されるようになってきたという。ジェンダー研究者で男性運動にもかかわってきた著者が、「ファイト・クラブ」「マトリックス」など9本のハリウッド作品から、規範にしばられた男の生きにくさを論じ、男尊女卑を否定してもなお残ったハリウッド「最後の砦(とりで)」たる同性愛嫌悪が、男のつらさの根っこにあると示唆する。
    ◇
 彩流社・2310円



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