朝日新聞デジタル トップへ

刑務所の経済学 [著]中島隆信

[掲載]2012年01月15日   [ジャンル]経済 

表紙画像 著者:中島隆信  出版社:PHP研究所 価格:¥ 1,470

電子書籍で購入する

 300円のパンを万引きして逮捕、裁判を受け、6カ月服役したら130万円の税金を使うという。果たしてこれは社会全体にとって「割に合う」のか。刑罰の犯罪抑止力はよく論じられるが、刑罰の社会的コストについても実証研究をすべきではないか、と主張する。
 受刑者の更生の度合いを刑務所や刑務官の評価に反映させる、障害者作業所の仕事を奪いかねない刑務作業にきちんと賃金を払うなど、具体的な提言も。
 弱者を社会から排除するのは経済学的にも得策ではない、経済学的な視点を欠いた司法は持続可能ではない、という。徹底的に損得から考える姿勢が新鮮だ。
    ◇
PHP研究所・1470円

この記事に関する関連書籍

刑務所の経済学

刑務所の経済学 

著者:中島隆信  出版社:PHP研究所 価格:¥1,470

☆☆☆☆☆  ( 未評価 ) みんなのレビュー: 0 朝日の記事:1

ブックマする 6 ブックマ


経済の他の書評を見る

この記事に関する関連記事

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

ページトップへ戻る

ブック・アサヒ・コム サイトマップ