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電子書籍を無名でも100万部売る方法 [著]ジョン・ロック

[評者]

[掲載]2013年02月10日

[ジャンル]ノンフィクション・評伝

表紙画像

 著者は米アマゾンのサイトを利用して、電子書籍を100万部以上売った自費出版の作家。持ち込み原稿を「最悪」とあしらった出版業界に、一矢報いた実践報告だ。
 その成功戦略はブログとツイッターを駆使して、読者との間に仲間意識を築くこと。売値は99セント。「仲間」が書いた作品がこの値段なら、購入のハードルは低い。出版社を通さない分、紙の本より著者への分配が多いので、ビジネスとして成り立つ。
 著者が使ったアマゾンの電子書籍出版サービスは、日本でも導入される方針だ。無名でもミリオンセラーが可能なら、有名作家だったら? 出版社が警戒する「中抜き」問題も考えさせる刺激的な一冊。
    ◇
 大竹雄介訳、東洋経済新報社・1260円

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