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世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え [著]ジェンマ・エルウィン・ハリス

[評者]三浦しをん(作家)

[掲載]2014年02月09日

[ジャンル]教育 人文

表紙画像

■自分だったらどう答えるだろう

 子どもたちが投げかけた100個の質問に、各界の専門家(チョムスキー、ドーキンスなど、超豪華!)がまじめに、ときにユーモアを交えて回答した本。「自分だったらどう答えるだろう」と考えをめぐらしても楽しいし、子どもの「なんで」攻撃にさらされたときのあんちょことしても活用できる。
 質問がふるっていて、「ミミズを食べても大丈夫?」「ウシが1年間おならをがまんして、大きいのを一発したら、宇宙まで飛んでいける?」など、子どもたちが日々なにを考えて暮らしているのか、よくわかる。
 ちなみにミミズの質問に答えているのは、ベア・グリルス(冒険家)。「このひとしかおらん!」と膝(ひざ)を打った(彼のサバイバル番組はサイコーにおもしろい)。私が好きなのは、「どんなふうに恋に落ちるの?」へのジャネット・ウィンターソン(作家)の回答。ロマンティックかつ真実をついていると思えるから。老若男女で語りあえる本だ。
    ◇
 西田美緒子訳、河出書房新社・2625円



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