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「なんで英語やるの?」の戦後史 [著]寺沢拓敬

[評者]

[掲載]2014年03月23日

[ジャンル]歴史 教育

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 中学校の学習指導要領で外国語が必修になるのは2002年のこと。ついこの前までは制度上は選択科目に過ぎなかった。戦後初期は名実ともに選択科目だった英語が「事実上の必修」となったのは1950年代から60年代にかけて。「3年間のうち一度は学ぶ」から「すべての生徒が3年間学ぶ」ようになった。背景には英語教師の運動による、高校入試への英語導入や、ベビーブームの影響(生徒増で増えた英語教師に、生徒数が落ち着いた後に余裕ができた)があるとみる。農村部にも目配りしつつデータを渉猟するとともに、50年代の加藤周一の必修反対論など英語教育をめぐる議論も追う。「英語が必修でない日本」もあり得たのか、と想像させる。
    ◇
 研究社・2940円

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