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銀座Hanako物語 バブルを駆けた雑誌の2000日 [著]椎根和

[評者]

[掲載]2014年05月04日

[ジャンル]社会

表紙画像

 1988年創刊で、高級ブランドやレストランの特集を次々と組み、東京で圧倒的な存在感を放った雑誌「Hanako」。創刊から5年余り編集長を務めた著者による回顧エッセー。「無謀さこそが雑誌づくりの悦楽であり、絶対に必要なものだった」と著者。新卒で配属された「驕慢(きょうまん)で傲慢(ごうまん)で優秀」な女子編集者たちの自己主張や権利意識、辣腕(らつわん)ぞろいの高級ブランドのプレスの女性たちとの交流などが、彼女たちのプライベートな面とともに赤裸々につづられ、バブル期に旺盛に働いた女性たちの人脈記としても超一級の面白さ。特に、著者が深夜、女性部下たちから責められた西麻布の飲み会の描写は爆笑もの。1〜276号の主要目次つき。
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 紀伊国屋書店・2052円

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