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暴力と差別としての米軍基地 沖縄と植民地 基地形成史の共通性 [著]林博史

[評者]

[掲載]2015年01月11日

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 国外に約700カ所ある米軍の基地ネットワークは、米国や英仏などの植民地を利用して作られた。プエルトリコ、キューバのグアンタナモ、マーシャル諸島などで住民を強制退去させ、基地を建設した「植民地主義的」で「人種主義的」な歴史をたどり、その典型例が沖縄だと著者はいう。沖縄での女性に対する性暴力の実態も検証した。
 グリーンランドでは、米政府の意向を受けて、本国のデンマーク政府が住民を強制退去させ、米軍基地が建設された。沖縄を連想させるが、グリーンランド自治政府は昨年、先住民の強制排除など、人権侵害を調査する委員会の設立を表明したという。沖縄の今後を考えるための手がかりが詰まった一冊。
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かもがわ出版・1836円


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