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70年代シティ・ポップ・クロニクル [著]萩原健太

[評者]

[掲載]2015年09月13日

[ジャンル]文芸

表紙画像

 日本のポップシーンにおける「奇跡的に濃密な5年間」。それは、はっぴいえんどが『風街ろまん』を発表した1971年から、シュガー・ベイブが唯一のアルバム『SONGS』を出した75年前後にかけてだったと、56年生まれの著者は位置づける。
 ロック喫茶に通い、輸入盤を吟味しながら英米音楽の最先端を追いかけた記憶とともに、そんな空気の中で進化をとげたバンドやミュージシャンとの出会いを振り返る。事件のような興奮を感じさせた南佳孝、吉田美奈子、荒井由実、久保田麻琴、鈴木慶一とムーンライダーズ——。未知の音楽を知る喜び、その出会いを引き寄せるためのヒントに満ちた私的ポップ論だ。
    ◇
 Pヴァイン・1836円

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