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更新日:2017年09月17日2017年09月10日2017年09月03日

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2017年09月17日

性食考 [著]赤坂憲雄

性食考 [著]赤坂憲雄

■容赦なく開陳される生の循環  レストランやカフェで、ネットに投稿するため注文した品を写真に収めるのをよく見かける。うまく撮れれば、きっと………[もっと読む]

[評者]椹木野衣 (美術評論家)
[掲載]2017年09月17日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

真ん中の子どもたち [著]温又柔

真ん中の子どもたち [著]温又柔

■ややっこしくも爽やかな青春  〈四歳の私は、世界には二つのことばがあると思っていた。ひとつは、おうちの中だけで喋(しゃべ)ることば。もう………[もっと読む]

[評者]斎藤美奈子 (文芸評論家)
[掲載]2017年09月17日
[ジャンル]文芸

荷車と立ちん坊―近代都市東京の物流と労働 [著]武田尚子

荷車と立ちん坊―近代都市東京の物流と労働 [著]武田尚子

■帝都をガッチリ支えませんか  急募! 車曳(ひ)きさん。  新生日本をガッチリ支えるお仕事です。  「車夫馬丁」と蔑(さげす)む、けしか………[もっと読む]

[評者]山室恭子(東工大教授)
[掲載]2017年09月17日
[ジャンル]歴史

R帝国 [著]中村文則

R帝国 [著]中村文則

■現実と不気味につながる暗黒郷  暗黒の未来を描き出すディストピア小説には、時代を映す鏡のような意味がある。著者はあとがきで「今僕達が住む………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2017年09月17日
[ジャンル]文芸

地域の力を引き出す企業―グローバル・ニッチトップ企業が示す未来 [著]細谷祐二

地域の力を引き出す企業―グローバル・ニッチトップ企業が示す未来 [著]細谷祐二

 「どうしてこんなにすばらしい中堅中小企業が日本全国に存在するのか」  大企業が参入しないニッチな分野で「小さいことの優位性」を生かしながら………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年09月17日
[ジャンル]経済

捕まえて、食べる [著]玉置標本

捕まえて、食べる [著]玉置標本

 もう何でもかんでも捕まえて食べるのだった。タコやカニ、マテガイはまだわかるが、ザザムシ、エイってハードル高い!  ザリガニ釣りが大好きだっ………[もっと読む]

[評者]宮田珠己(エッセイスト)
[掲載]2017年09月17日
[ジャンル]科学・生物

影裏 [著]沼田真佑

影裏 [著]沼田真佑

■たくらみつつ、すべて語らない  たくらみがある。  岩手県の美しい自然を瑞々(みずみず)しく描いた小説だという人があり、震災を描いた小説………[もっと読む]

[評者]円城塔  (作家)
[掲載]2017年09月17日
[ジャンル]文芸

ここから先は何もない [著]山田正紀

ここから先は何もない [著]山田正紀

■宇宙が密室、神とは何者か  多彩なジャンルで活躍する山田正紀の新作は、SF、冒険小説、本格ミステリのエッセンスがすべて楽しめる物語となっ………[もっと読む]

[評者]末國善己 (文芸評論家)
[掲載]2017年09月17日
[ジャンル]文芸

2017年09月10日

泣き虫弱虫諸葛孔明―第伍部 [著]酒見賢一

泣き虫弱虫諸葛孔明―第伍部 [著]酒見賢一

■再挑戦に共感、わくわく物語  14年にわたって書き継がれた酒見賢一の大作『泣き虫弱虫諸葛孔明(しょかつこうめい)』が、「第伍(ご)部」と………[もっと読む]

[評者]末國善己 (文芸評論家)
[掲載]2017年09月10日
[ジャンル]歴史 文芸

歯痛の文化史―古代エジプトからハリウッドまで [著]ジェイムズ・ウィンブラント

歯痛の文化史―古代エジプトからハリウッドまで [著]ジェイムズ・ウィンブラント

■焼けた鉄、カエル、驚きの治療法  歯の治療技術がなかった時代って、いったいどうやって人は歯の痛みと付き合ってきたのだろうか。甘いものがな………[もっと読む]

[評者]サンキュータツオ(お笑い芸人、日本語学者)
[掲載]2017年09月10日
[ジャンル]医学・福祉

帝国と立憲―日中戦争はなぜ防げなかったのか [著]坂野潤治

帝国と立憲―日中戦争はなぜ防げなかったのか [著]坂野潤治

■デモクラシーの役割と課題問う  本書は、1874年の台湾出兵から1937年の日中全面戦争に至る歴史を、「帝国」対「立憲」という構図のもと………[もっと読む]

[評者]齋藤純一(早大教授)
[掲載]2017年09月10日
[ジャンル]歴史

図書館と江戸時代の人びと [著]新藤透

図書館と江戸時代の人びと [著]新藤透

■知の最先端、将軍も使い倒した  ——ようこそ図書館長会議へ。時空を超えてのご参集、ありがとうございます。司会の山室です。大学図書館長をし………[もっと読む]

[評者]山室恭子(東工大教授)
[掲載]2017年09月10日
[ジャンル]歴史

日本の夜の公共圏―スナック研究序説 [編著]谷口功一・スナック研究会

日本の夜の公共圏―スナック研究序説 [編著]谷口功一・スナック研究会

 スナックでは不思議と話がはずむ。酒を出す店ならほかにもある。やはり他に代えがたい魅力があるのだ。その数や全国で10万軒に及ぶという。  と………[もっと読む]

[評者]椹木野衣 (美術評論家)
[掲載]2017年09月10日
[ジャンル]社会

ボコ・ハラム―イスラーム国を超えた「史上最悪」のテロ組織 [著]白戸圭一

ボコ・ハラム―イスラーム国を超えた「史上最悪」のテロ組織 [著]白戸圭一

 交通機関が発達し、情報が一瞬で地球をめぐる時代となっても、遠い場所のできごとには、どこか他人ごとという雰囲気が漂う。  大きな事件を耳にし………[もっと読む]

[評者]円城塔  (作家)
[掲載]2017年09月10日
[ジャンル]社会 国際

裕次郎 [著]本村凌二

裕次郎 [著]本村凌二

■ヒーローと出会った。時代も僕も  ♪俺(おい)らはドラマー やくざなドラマー 俺らが叩(たた)けば 嵐を呼ぶぜ——♪  裕次郎ともろ同世………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2017年09月10日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

あのころのパラオをさがして―日本統治下の南洋を生きた人々 [著]寺尾紗穂

あのころのパラオをさがして―日本統治下の南洋を生きた人々 [著]寺尾紗穂

■心に触れる、ひろやかな考察  1920年から終戦まで日本の統治下にあったパラオについての、取材と考察をまとめた本書は、いまを生きる著者の………[もっと読む]

[評者]蜂飼耳(詩人・作家)
[掲載]2017年09月10日
[ジャンル]歴史

2017年09月03日

ウォークス―歩くことの精神史 [著]レベッカ・ソルニット

ウォークス―歩くことの精神史 [著]レベッカ・ソルニット

■一歩進めば、わかることがある  この本を読んでいる間、ふだん乗るバスをやめて徒歩にしてみた。ほんの二十分ほどの道にすぎない。  歩くこと………[もっと読む]

[評者]円城塔  (作家)
[掲載]2017年09月03日
[ジャンル]人文

平成の天皇制とは何か―制度と個人のはざまで [編]吉田裕・瀬畑源・河西秀哉/生前退位―天皇制廃止―共和制日本へ [編]堀内哲

平成の天皇制とは何か―制度と個人のはざまで [編]吉田裕・瀬畑源・河西秀哉/生前退位―天皇制廃止―共和制日本へ [編]堀内哲

■「おことば」契機、違う角度から  退位をにじませた現天皇の「おことば」発表から1年がたった。一般人だけでなく少なからぬ学者も退位を支持し………[もっと読む]

[評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)
[掲載]2017年09月03日
[ジャンル]政治 社会

里山という物語―環境人文学の対話 [編]結城正美・黒田智

里山という物語―環境人文学の対話 [編]結城正美・黒田智

 今ではふつうに使われている「里山」という語の歴史は実は新しく、バブル崩壊後に盛んに喧伝(けんでん)されるようになったという。  人の手が入………[もっと読む]

[評者]佐伯一麦 (作家)
[掲載]2017年09月03日
[ジャンル]人文 ノンフィクション・評伝

ゲイリー・バートン自伝 [著]ゲイリー・バートン

ゲイリー・バートン自伝 [著]ゲイリー・バートン

■涙ぐましきヴィブラフォン愛  ヴィブラフォンをご存知(ぞんじ)だろうか。鍵盤のように並んだ金属製の音板を叩(たた)いて音を出す打楽器の一………[もっと読む]

[評者]椹木野衣 (美術評論家)
[掲載]2017年09月03日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

バイトやめる学校 [著]山下陽光

バイトやめる学校 [著]山下陽光

■働き方を疑う、誠意ある指南書  「景気がめちゃくちゃ悪くて、世の中で起きることの、ほぼすべて悪い方向に向かっている。そんななかで好きなこ………[もっと読む]

[評者]宮田珠己(エッセイスト)
[掲載]2017年09月03日
[ジャンル]人文 社会

ISOTYPE〔アイソタイプ〕 [著]オットー・ノイラート

ISOTYPE〔アイソタイプ〕 [著]オットー・ノイラート

 著者のオットー・ノイラートは哲学者で、二〇世紀前半に哲学と科学を融合しようとした一大知的運動の中心人物である。その彼が、一方で絵文字(ピク………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2017年09月03日
[ジャンル]人文 アート・ファッション・芸能

湯殿山の哲学―修験と花と存在と [著]山内志朗

湯殿山の哲学―修験と花と存在と [著]山内志朗

■故郷の呼び声で現れる「私」  湯殿山は存在の襞(ひだ)だ、と著者は言う。  私は一応哲学をやっているが、曖昧(あいまい)で晦渋(かいじゅ………[もっと読む]

[評者]野矢茂樹(東大教授)
[掲載]2017年09月03日
[ジャンル]人文

人口減少時代の土地問題―「所有者不明化」と相続、空き家、制度のゆくえ [著]吉原祥子

人口減少時代の土地問題―「所有者不明化」と相続、空き家、制度のゆくえ [著]吉原祥子

■有効利用へ実態解明と問題提起  きっかけは、外資の森林買い占めだった。北海道庁は土地売買の事前届け出を義務づけ、登記簿上の土地所有者4千………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2017年09月03日
[ジャンル]社会

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