最新の書評を読む

更新日:2017年04月23日2017年04月16日2017年04月09日

※祝日や年末年始などの場合、更新が遅れたり、掲載を見送ったりすることがあります

2017年04月23日

名誉と恍惚 [著]松浦寿輝

名誉と恍惚 [著]松浦寿輝

■スリリングな展開に潜む悦楽  音楽や映画、舞台といった芸術は、作品が要求する物理的な時間に観衆も立ち会うことを余儀なくされる。その点、文………[もっと読む]

[評者]佐伯一麦 (作家)
[掲載]2017年04月23日
[ジャンル]文芸

われらの子ども―米国における機会格差の拡大 [著]ロバート・D・パットナム

われらの子ども―米国における機会格差の拡大 [著]ロバート・D・パットナム

■公正に才能生かすため探求迫る  「二つのアメリカ」への分断。本書が克明に描き出すのは、アメリカン・ドリームが過去のものとなりつつある現状………[もっと読む]

[評者]齋藤純一(早大教授)
[掲載]2017年04月23日
[ジャンル]歴史 社会

ザップル・レコード興亡記―伝説のビートルズ・レーベルの真実 [著]バリー・マイルズ

ザップル・レコード興亡記―伝説のビートルズ・レーベルの真実 [著]バリー・マイルズ

■失敗した「実験的試み」の大衆化  ビートルズの影に奇妙なレーベルが存在していたことはあまり知られていない。ビートルズが君臨していた196………[もっと読む]

[評者]細野晴臣(音楽家)
[掲載]2017年04月23日
[ジャンル]人文

毒々生物の奇妙な進化 [著]クリスティー・ウィルコックス

毒々生物の奇妙な進化 [著]クリスティー・ウィルコックス

■食物連鎖を逆転、特効薬にも  本書に登場するハワイ大大学院の女性は、海で遊泳中にハコクラゲの大群に刺され、激痛と呼吸困難で溺れかけた。九………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2017年04月23日
[ジャンル]科学・生物

ロボットの歴史を作ったロボット100 [著]アナ・マトロニック

ロボットの歴史を作ったロボット100 [著]アナ・マトロニック

■問題知る手がかり、空想世界に  ロボット博物誌のバイブルだ。科学や技術について考える際には想像力が必須だということを、改めて思い知らせて………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2017年04月23日
[ジャンル]科学・生物

オネイログラフィア―夢、精神分析家、芸術家 [著]ヴィクトル・マージン

オネイログラフィア―夢、精神分析家、芸術家 [著]ヴィクトル・マージン

■自分を取り戻すための「夢記述」  精神分析家であると同時に展覧会のキュレーターであることは、いったいどのようにして可能なのだろう。精神分………[もっと読む]

[評者]椹木野衣 (美術評論家)
[掲載]2017年04月23日
[ジャンル]人文

系外惑星と太陽系 [著]井田茂

系外惑星と太陽系 [著]井田茂

 夜空に浮かぶ星のまわりにも、惑星が回っているのかどうか。  実に1995年になるまでこの問いの答えはわからなかった。現在では、それ以前の観………[もっと読む]

[評者]円城塔  (作家)
[掲載]2017年04月23日
[ジャンル]科学・生物

江戸→TOKYO―なりたちの教科書 [著]岡本哲志

江戸→TOKYO―なりたちの教科書 [著]岡本哲志

 タモリが日本各地を訪ね、歴史の痕跡を探し、その街の成り立ちに迫るNHKの「ブラタモリ」が人気だ。本書は、この番組に何度も出演した著者が、徳………[もっと読む]

[評者]末國善己 (文芸評論家)
[掲載]2017年04月23日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝

2017年04月16日

自然史 [著]露口啓二

自然史 [著]露口啓二

■非情の眼で切り取る風景写真    最初、書評委員会の場に提示された本書を手にとり、何げなくパラパラと頁(ページ)を繰っていた。そのうち、………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2017年04月16日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

私が死んでもレシピは残る―小林カツ代伝 [著]中原一歩

私が死んでもレシピは残る―小林カツ代伝 [著]中原一歩

■「料理は科学で化学」がモットー  覚えてますか、人気番組「料理の鉄人」で小林カツ代が鉄人を破ったこと。テーマはジャガイモ。1時間で作った………[もっと読む]

[評者]斎藤美奈子(文芸評論家)
[掲載]2017年04月16日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

スウィングしなけりゃ意味がない [著]佐藤亜紀

スウィングしなけりゃ意味がない [著]佐藤亜紀

■反ナチスの悪ガキがあける風穴    ナチスは、青少年を教化し愛国心を育てるため、ヒトラー・ユーゲントを組織した。だがナチス的な規律や美徳………[もっと読む]

[評者]末國善己(文芸評論家)
[掲載]2017年04月16日
[ジャンル]文芸

THE PIVOT―アメリカのアジア・シフト [著]カート・M・キャンベル

THE PIVOT―アメリカのアジア・シフト [著]カート・M・キャンベル

■米国の思考読み解く重要参考書    トランプ米大統領がシリア政権軍を攻撃した。中国国家主席との会食直前に下した異例の命令だった。  全米………[もっと読む]

[評者]立野純二(本社論説主幹代理)
[掲載]2017年04月16日
[ジャンル]政治

新潟県知事選では、どうして大逆転がおこったのか。 [著]横田一

新潟県知事選では、どうして大逆転がおこったのか。 [著]横田一

 いまなお、原発再稼働には6割近くの人々が反対している。本書は、柏崎刈羽原発の再稼働が争点となった昨年10月の新潟知事選で、なぜ当初は圧勝が………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2017年04月16日
[ジャンル]政治

昭和天皇の戦争―「昭和天皇実録」に残されたこと・消されたこと』 [著]山田朗

昭和天皇の戦争―「昭和天皇実録」に残されたこと・消されたこと』 [著]山田朗

 「昭和天皇実録」(実録)は、「官」の編んだ「公式の記録」である。従って、「天皇=平和主義者」との特定の意図で記述されているとして、著者はと………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2017年04月16日
[ジャンル]歴史

日本精神史 自然宗教の逆襲 [著]阿満利麿

日本精神史 自然宗教の逆襲 [著]阿満利麿

■天皇崇拝支える基盤は変わらず  昨年8月8日に発表された現天皇の「おことば」は一部で「第2の人間宣言」と呼ばれた。1946年1月1日の詔………[もっと読む]

[評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)
[掲載]2017年04月16日
[ジャンル]人文

独裁者たちの最期の日々(上・下) [編]ディアンヌ・デュクレほか

独裁者たちの最期の日々(上・下) [編]ディアンヌ・デュクレほか

■制裁の恐怖、自律的な判断奪う  以下の3問に正答できれば本書は不要である。  問1 「スコットランド最後の王」と自称した独裁者は誰か? ………[もっと読む]

[評者]山室恭子(東工大教授)
[掲載]2017年04月16日
[ジャンル]歴史

2017年04月09日

虜囚―一六〇〇―一八五〇年のイギリス、帝国、そして世界 [著]リンダ・コリー

虜囚―一六〇〇―一八五〇年のイギリス、帝国、そして世界 [著]リンダ・コリー

■拡大する「島国」の試練と秘密    イギリスは小さな島国でありながら、19世紀にいたって、「七つの海」を支配する未曽有の世界帝国を築いた………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2017年04月09日
[ジャンル]歴史

哲学しててもいいですか?―文系学部不要論へのささやかな反論 [著]三谷尚澄

哲学しててもいいですか?―文系学部不要論へのささやかな反論 [著]三谷尚澄

■押しつけの鋳型を問い直す    哲学教育が大学から追いやられようとしている。私も哲学の教師として、困ったことだと思っている。だがその「困………[もっと読む]

[評者]野矢茂樹(東大教授)
[掲載]2017年04月09日
[ジャンル]人文

時間のないホテル[著]ウィル・ワイルズ

時間のないホテル[著]ウィル・ワイルズ

■未来かホラーか、巨大建築の怪  カンファレンスというのはなかなか日本語にしにくい単語で、会議、研究会、セミナー、見本市など多様なものに使………[もっと読む]

[評者]円城塔  (作家)
[掲載]2017年04月09日
[ジャンル]文芸

ローカルブックストアである [著]大井実 本屋、はじめました [著]辻山良雄

ローカルブックストアである [著]大井実 本屋、はじめました [著]辻山良雄

■本と町と人を結ぶきっかけに    この2冊は、町の本屋が消えていく受難の時代に、福岡と東京で小さな本屋を開いた2人の店主がその道のりを振………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2017年04月09日
[ジャンル]人文

芸術の言語 [著]ネルソン・グッドマン

芸術の言語 [著]ネルソン・グッドマン

■美学と科学の距離を縮める試み    20世紀の英米を中心とする美学の世界に本書が与えた影響には、衝撃的なものがあった。なにせ、序論から「………[もっと読む]

[評者]椹木野衣 (美術評論家)
[掲載]2017年04月09日
[ジャンル]人文 アート・ファッション・芸能

なぜペニスはそんな形なのか―ヒトについての不謹慎で真面目な科学 [著]ジェシー・ベリング

なぜペニスはそんな形なのか―ヒトについての不謹慎で真面目な科学 [著]ジェシー・ベリング

■問いにタブーなし、身近で軽妙  タイトルからして思わずギョッとするかもしれないが、これほど画期的な本はあまりない。だれもが一度は疑問を持………[もっと読む]

[評者]サンキュータツオ(お笑い芸人、日本語学者)
[掲載]2017年04月09日
[ジャンル]科学・生物

世界を変える「デザイン」の誕生―シリコンバレーと工業デザインの歴史 [著]バリー・M・カッツ

世界を変える「デザイン」の誕生―シリコンバレーと工業デザインの歴史 [著]バリー・M・カッツ

 ぼくの妻は機械音痴だが、はじめてマッキントッシュを触ったとき、もっと早くこのパソコンを使いたかったと言った。そう、マックはユーザーに心地よ………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2017年04月09日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

マッキンゼーが予測する未来―近未来のビジネスは、4つの力に支配されている [著]R・ドッブス、J・マニーカ、J・ウーツェル

マッキンゼーが予測する未来―近未来のビジネスは、4つの力に支配されている [著]R・ドッブス、J・マニーカ、J・ウーツェル

 車の自動運転化は、職業運転手を不必要にし、交通事故の減少によって保険業界を激変させる。人工心臓への需要を高める可能性もある。死亡事故が減る………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年04月09日
[ジャンル]経済

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

ページトップへ戻る