今年は鈴木三重吉が児童雑誌「赤い鳥」を創刊して100年。芥川龍之介の「蜘蛛(くも)の糸」など多くの作品を掲載し、全国の子どもや教師、保護者たちに影響を与えた。作文教育、美術、メディアなど、従来行われてきた研究をつなぎ、全体を俯瞰(ふかん)できる『赤い鳥事典』(柏書房・1万4040円)が刊行された。赤い鳥事典編集委員会編。分野の異なる執筆者178人が多角的に分析している。=朝日新聞2018年08月11日掲載
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