子どもの本棚

人と違う道歩む姿、あっぱれ

2018年01月27日

■「ひかり舞う」
 戦国時代に、男の「縫い物師」として新しい道を切り開いていった主人公の若者、平史郎のあっぱれな生き方に感銘を受けた。また父親の仕事も明智光秀の衣装係という設定に歴史の表舞台には登場することのない人々や職業に光をあてて物語を紡いでいる作者の思いがひしひしと伝わってくる。
 父の死後、妹のサキも病死し、母と別れ、自立することにした平史郎の前に現れたのは、鉄砲衆のタツだった。彼が連れて行った雑賀の里で漁師や鉄砲衆の仕事を手伝おうとするが、うまくいかず、そこで教わった針仕事で、才能を発揮することになる。絵描きの周二や朝鮮から連れてこられた少女おたあとの交流を通して平史郎がたくましく成長していく青春歴史小説。(ちいさいおうち書店店長 越高一夫)
 ★中川なをみ著、スカイエマ絵、ポプラ社、税抜き1500円、小学校高学年から

ひかり舞う (teens’ best selections)

著者:中川 なをみ、スカイ エマ
出版社:ポプラ社

表紙画像

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