書評・最新書評

石ころをダイヤに変える「キュレーション」の力 [著]勝見明

[評者]

[掲載]2011年11月13日

[ジャンル]経済 社会

表紙画像

 「キュレーション」は美術館や博物館で企画や展示を担当する専門職の「キュレーター」に由来する言葉。著者は、モノや情報が飽和状態になっているビジネスの世界でも、キュレーターのように(1)既存の意味を問い直して再定義し(2)要素を選択して絞り込み、結びつけて編集し(3)新しい意味、文脈、価値を生成する——ことが求められていると説く。
 実例として、米アップルやセブン−イレブンの戦略、ノンアルコールビール「キリンフリー」などの成功を挙げる。キュレーションは単なるモノづくりでなく、作り手と消費者が双方向で新たな価値を「共創」する「コトづくり」であるとの視点に今日性を感じる。
    ◇
 潮出版社・1365円

関連記事

ページトップへ戻る