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編集者らが他社の本を批評 白水社、みすず書房、東京大学出版会の「レビュー合戦2020」、全国で展開

記事:じんぶん堂企画室

ジュンク堂書店池袋本店1階で開催中の「レビュー合戦2020」。12月16日頃までの予定(前後する可能性あり)
ジュンク堂書店池袋本店1階で開催中の「レビュー合戦2020」。12月16日頃までの予定(前後する可能性あり)

 3社は、自社の新刊を案内するPR紙「パブリッシャーズ・レビュー」(年10回発行)を共同発行しており、そのつながりから、互いの本を評価し合う、このフェアが生まれたそうです。2012年に第1回、2016年に第2回が開かれ、今年が第3回の開催となります。

ジュンク堂書店池袋本店では現在、『サードプレイス』(みすず書房)がもっとも売れ行き好調。白水社・和久田頼男さんの書評に見入っている人が多いとのこと
ジュンク堂書店池袋本店では現在、『サードプレイス』(みすず書房)がもっとも売れ行き好調。白水社・和久田頼男さんの書評に見入っている人が多いとのこと

 フェアでは、「他者とともに生きる」、『『歴史』になるもの/ならないもの』、「忘れることで生まれるもの」など11のテーマで選ばれた24冊について、編集者を中心とした各社担当者が他社の本を批評。レビューはカードに記され、本の脇に貼られています。

東京都文京区の往来堂書店のフェア。入って右側の書棚です
東京都文京区の往来堂書店のフェア。入って右側の書棚です

 互いの本の魅力をその作り手へのリスペクトとともに個性豊かに綴ったレビューは、一般の書評とはひと味違う、本作りのプロたちならではの生き生きとした“おすすめ”です。普段は少しとっつきにくい人文書がとても身近に感じられます。

それぞれの本の脇に貼られたレビュー(往来堂書店にて)
それぞれの本の脇に貼られたレビュー(往来堂書店にて)

 すべてのレビューが掲載されたリーフレットが店頭に置いてあるので、家に持って帰ってゆっくりと読むもよし、それぞれの書店の棚に貼られたレビューを眺めながら本を手にとってみるもよし。ぜひ、3社の本の作り手たちと一緒に本選びを楽しんではいかがでしょう。

フェア会場など詳細はこちら

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