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コロナのいまこそ断捨離 1日5分からでも始められる

記事:大和書房

断捨離は「できる・できない」ではありません。「するか・しないか」だけ。
断捨離は「できる・できない」ではありません。「するか・しないか」だけ。

サッとできる「断捨離」は必ずあります

 では、5分でできることを考えてみましょう。たとえば手洗いをしたとき、洗面台まわりをペーパーでさっと拭くことができますね。

 ペーパーで拭きたいと思ったら、無造作に置かれている歯ブラシやコンタクトレンズのケースは邪魔です。

 それらのモノをペーパーで拭きつつ定位置に戻し、洗面台まわりを拭いたら、そこで約5分。 その5分が、冬場の暖機運転のように、あなたの断捨離を徐々に加速させるエンジンとなるのです。本書『1日5分からの断捨離』では、家のありとあらゆるモノと空間の断捨離について紹介しています。

 「断捨離しよう」と思ったそのとき、「あっ、これならできる」と背中を押すヒントがあるはずです。

何もない洗面台はこんなにスッキリしています
何もない洗面台はこんなにスッキリしています

「いらないビニール傘」を捨てる

 傘は「用心」の象徴です。

 誰でも雨に濡れたくはないですよね。でも、雨は毎日降るわけではない。たいていの人はそのとき、その場の雨が防げたらいいと思っています。「用心」のために折り畳み傘を常に持ち歩いている人もいますが、ふだんは傘を家に置いている人も少なくないでしょう。

 そんなとき、ざあっと雨が降り出したら、飛び込んだコンビニでビニール傘を買うかもしれません。ビニール傘はあくまでそのとき、その場だけのモノ。帰り道に雨をしのいでくれたあとは「お役御免」となってしまいます。

 買って使って捨てる。そんな使い捨ての意識はあっても、傘という物体があるかぎり、捨てることなく傘立てに突っ込んでおきます。こうしてビニール傘がどんどんたまっていくのです。

 雨に遭遇するかもしれない頻度に対しての「用心」が基準になっているため、無限に持っておきたい、置いておきたい。必要以上にあることに対して無自覚になりやすいのです。

 傘は本来、一人1本あれば十分です。

 少々高価でも大事に使いたい傘、お気に入りの傘が1本あれば、雨の日が待ち遠しくなります。今、傘立てにはビニール傘が入っていますか? もし、家族の人数分以上のビール傘が突っ込まれていたら、それを間引いていきましょう。

トイレの「布類」を断捨離する

 トイレの限られた空間に、洗剤やブラシなどの掃除グッズが幅を利かせていることがあります。

 私はトイレブラシを使いません。存在感があるわりに清潔感を保つことが難しいからです。

 同じくトイレスリッパ、トイレマット、便座マットも置きません。手を拭くタオルも使い捨てペーパーで代用しています。ペーパーは洗面横にある、ゴミ箱らしくないキュートな紙袋にポイ。トイレ空間に布類はNGです。

 トイレ掃除はすべてウェットタイプのペーパーで。鏡や洗面のまわりを拭いてから、便座、そして床へ。

 手を動かして拭くと、細かいところに目が届き、隅々までピカピカにすることができます。徹底的に掃除するときは、古くなった台所スポンジを使って。

 便器のスペシャルケアは週に一度、ポンと水中に落とすタイプの洗浄剤を使います。

開けた瞬間どこに何があるのかすぐにわかります。
開けた瞬間どこに何があるのかすぐにわかります。

断捨離は、続けていくことでどんどん心地よくなる

 「これは使う」「これは捨てちゃお」「これは?」。

 同じモノが2つあれば、1つはいらない。未練たらしくとっておいたモノも発見。もらったモノは捨てづらい。でも思いきろう。

 断捨離は、つくづく頭を使います。身体も使います。夢中になって手を動かしているとおなかも空いていました。さあ、あなたも新年、一緒に断捨離しませんか。

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