柄谷行人『ニュー・アソシエーショニスト宣言』を、「好書好日」メルマガ読者5人にプレゼント
記事:好書好日編集部
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思想家の柄谷行人さんはかつて、「資本と国家への対抗運動」である新アソシエーショニスト運動(NAM)を展開しました。組織としてのNAMは2年で解散となりましたが、柄谷さんは「しかし、それでアソシエーションの運動そのものが終わったわけではない」と語ります。柄谷さんは昨年刊行した『ニュー・アソシエーショニスト宣言』(作品社)において、コロナで揺れ動く世界に向けて、新たな社会変革への可能性を示しました。NAMを総括し、さらに日本でも東日本大震災を契機に活発化した、さまざまな社会運動の歴史的意味を検討しています。
コロナ疫病の流行によって、私たちは未経験の困難に直面している。そのなかで、アソシエーショニスト運動が、見直されてきているのではあるまいか。生産、流通、金融などの現在の諸システムの問題点が浮き彫りになったためだろう、多くの人が自給自足や地域のネットワークなどの重要性に気づきはじめたようだ。
私は、未来の社会は「向こうからくる」と言ってきた。これは、自分の意図や企画を超えて起こる、という意味である。コロナをきっかけに、困難とともに、新たなアソシエーションの可能性が向こうからきた、といえるのではないだろうか。(「序文」より要約)
じんぶん堂記事「思想家・柄谷行人が、コロナ禍で揺れる世界に語る、新たなる社会変革の可能性」はこちら
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