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鹿島茂さん『稀書探訪』を、「好書好日」メルマガ読者3人にプレゼント

記事:好書好日編集部

『稀書探訪』(平凡社)
『稀書探訪』(平凡社)

 フランス古書コレクターとして知られる仏文学者・鹿島茂さんの新刊『稀書探訪』(平凡社)が刊行されました。ANA機内誌『翼の王国』にて12年間144回にわたり連載された「稀書探訪」が書籍化。19世紀ロマン主義時代のイラストレーターによる挿絵本や、19世紀を中心とする地誌・風俗画、風刺画の入った新聞、モードのグラフィック資料など、著者による尽きせぬフランス古書愛が実現させた珠玉のコレクションをオールカラーで紹介しています。全144冊の稀少な書籍や資料を総覧する展覧会も、7月17日まで千代田区立日比谷図書文化館で開催しています。

 鹿島さんは、フランス古書の魅力にとりつかれた理由について、本書の「まえがき」で述べています。

フランスの古書に憑かれてから、早いもので、もう40年もたってしまった。(中略)
なぜそこまでして古書収集を続けたのかといえば、収集という名のデーモンに心身を乗っ取られていたからと答えるほかはない。つまりいつのまにか私の中に入りこんだ収集デーモンが私の意思とは関係なく働いて、昔風の言葉でいえば私を使嗾(しそう)し、さまざまなジャンルのフランス古書を収集せしめたということである。本書「はじめに」より

 2000年前後にいったんコレクションは落ち着いたものの、「連載を続けるうちに、例の収集のオートマティズムが機能し始めてしまった」とのこと。鹿島さんが本書出版までの経緯など、「アルものを集めて、ナイものをつくり出す」ことについて語った「まえがき」は、じんぶん堂で詳しくご紹介しています。

じんぶん堂記事「収集家としての私Aと、表現者としての私Bが生み出した「稀書探訪」」はこちら

『稀書探訪』の発売を記念して、好書好日メルマガ読者3人にプレゼントします(応募にはメルマガの登録が必要です。応募フォームから登録できます)。締め切りは2022年7月29日正午まで。

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