『英文学者がつぶやく 英語と英国文化をめぐる無駄話』を、「好書好日」メルマガ読者5人にプレゼント
記事:好書好日編集部
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英文学者の安藤聡さん著『英文学者がつぶやく 英語と英国文化をめぐる無駄話』(平凡社)が発売されました。試験に絶対出ないユニークな英単語、異様に長い地名、階級や地域と密接に結びついた発音の違い……。奇妙でユーモラスなイギリス英語から浮かび上がる、英国社会の今昔。含蓄の深さに唸り、ときどき爆笑、読みどころ満載の教養エッセイです。
第1章「奇妙なイギリス英語の世界」所収の「試験に絶対出ない英単語」ではユニークな英単語の数々を紹介しています。
一例をあげると、
groaking:人が何かを食べているときに、少しくれないかと思ってじっと見ること
arachibutyrophobia:ピーナッツバター恐怖症
lethologica:ある単語がどうしても思い出せない症状
第2章は「一筋縄では行かない発音の話」。イギリス英語とアメリカ英語には様々な相違がありますが、日本の英語教育はアメリカ英語が主流のため、本家のイギリス英語の方を奇異に感じる英語学習者も少なくありません。クイーンズ・イングリッシュが「英語らしくない英語」、ある種のカタカナ英語に聞こえてしまうということは、「日本人のカタカナ英語にいくらかの「改良」を加えればクイーンズ・イングリッシュに近い立派な英語になる」と安藤さんは指摘します。最低限身につけるべき六つの子音について、本書で丁寧に解説しています。
じんぶん堂では、第2章「一筋縄では行かない発音の話」から、「クイーンズ・イングリッシュへの裏道」の一部を抜粋して公開しています。
イギリス英語は「英語らしくない英語」なのか? 『英文学者がつぶやく 英語と英国文化をめぐる無駄話』
『英文学者がつぶやく 英語と英国文化をめぐる無駄話』目次
はじめに――英語とは何か
第1章 奇妙なイギリス英語の世界
第2章 一筋縄では行かない発音の話
第3章 英語で旅する英国
第4章 英国文化は英語表現に学べ
おわりに――英語の不規則性など
『英文学者がつぶやく 英語と英国文化をめぐる無駄話』を、好書好日メルマガ読者5人にプレゼントします(応募にはメルマガの登録が必要です。応募フォームから登録できます)。締め切りは2022年12月2日正午まで。