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夏休みに読みたい「#理系じゃなくても楽しめる白揚社の科学本」10選 読みやすさの★印つき

記事:白揚社

夏休みに読みたい「#理系じゃなくても楽しめる白揚社の科学本」10選
夏休みに読みたい「#理系じゃなくても楽しめる白揚社の科学本」10選

 子どもの頃は理科が好きだったのに、いつの間にか苦手に……。そういう人、実はけっこう多いんです。好奇心や興味はあったのに、難しい用語や式の丸暗記で、だんだん嫌いになってしまう。でも思い出してください。小学校の授業で理科の実験キットが配られたときのワクワク感。昆虫や恐竜図鑑をめくったときのときめき。そんな実は科学にちょっと心惹かれるあなたに、この夏おすすめしたいのが「#理系じゃなくても楽しめる白揚社の科学本」。

「でも、科学本って難しそう」と思った文系の皆さん、ご安心を。ここで紹介する本は、おもしろ発見エピソードや興味深い歴史の裏話、クスっと笑える雑学をブレンドさせた、読み物としても優れたものばかり。科学的な内容は中学校レベルから丁寧に解説されているので、「予想以上に難しかった」「無味乾燥な説明に興味が持続しなかった」「知らない用語が頻出する」などなど挫折の心配もありません。科学本でつまずいたことのある人にこそ読んでほしい、文系にもやさしいポピュラーサイエンスを集めました。

 読みやすさを星印で表していますので、それも参考に興味に合う一冊を選んでみてください。

『蜂と蟻に刺されてみた:「痛さ」からわかった毒針昆虫のヒミツ』

「いちばん痛い虫」はどれだ⁉ 世界中の毒針昆虫に自ら1000回以上刺されて研究した昆虫学者が、痛みの強さで毒の秘密や進化の謎を解き明かす。痛みのランク付けやユーモア満載の体験談は、夏休みの読書にぴったり。虫好きも苦手な人も楽しめる科学エッセイ。

★★★★難しい用語はほとんどなし。

『家は生態系:あなたは20万種の生き物と暮らしている』

 あなたの家には、なんと20万種もの微生物や昆虫が共生していた 自分の部屋や家がじつは小さな生態系だと知れば、日常を新たな視点で見つめ直すきっかけにも。暮らしと健康の関係をミニマムな観点で捉える一冊。

★★★生物の基本用語が少し出るが、分からなければとばしてよし。

『古生物はこんなふうに生きていた:化石からよみがえる50の場面』

 三葉虫の大行進、マンモスの決闘、恐竜の排泄――化石に刻まれた“瞬間”を手がかりに、古生物のリアルな行動や暮らしを読み解く一冊。科学者たちの推理力と最新研究、そして迫力ある復元画が、太古の世界を鮮やかによみがえらせます。

★★★★美麗なイラストとストーリーで、すいすい読むことができる。

『元素創造:93118番元素をつくった科学者たち』

 周期表の空欄を埋めるべく、「天然に存在しない元素」の合成レースに挑んだ科学者たちのドラマ。超重元素の研究最前線を追いながら、「科学の偉業」「科学者のすごみ」「国の威信をかけた科学レース」がひしひしと伝わってくる一冊です。物語の後半では日本も活躍!

 

★★★化学と物理の用語が多少出るが、難しければ科学者のドラマにだけ注目しても十分楽しめる。

『スポーツを変えたテクノロジー:アスリートを進化させる道具の科学』

 スポーツの記録の更新は、テクノロジーの進化とともにあった! シューズやゴルフボール、テニスラケットなど、私たちが見慣れた道具に込められた科学を徹底解剖。競技の裏側を知れば、スポーツ観戦がもっと面白くなる。物理学のエッセンスも楽しめる。

 

★★★★★身近なスポーツを題材にしているので、専門用語が出てきても文脈で自然に理解できる。

Remember 記憶の科学:しっかり覚えて上手に忘れるための18章』

「思い出せそうで思い出せない……」そんなもどかしさに心当たりはありませんか? 本書は、心理学と神経科学の最前線から、記憶のしくみをわかりやすく解説。試験勉強から日常の物忘れ対策まで、あらゆる場面で使える「記憶と上手に付き合う」ための一冊。

 

★★★★★専門用語が出てくる場面もあるが、身近な日常の事例が豊富で、すっと理解できる。

『魚たちの愛すべき知的生活:何を感じ、何を考え、どう行動するか』 

 なぜか知能が低くみられがちな魚……。しかし、彼らはチンパンジー顔負けの高度な知性、感情、そして社会性を持っていた! 目からウロコが落ちるような発見が満載の、魚を見る目が変わる一冊。

 

★★★★★平易な語り口で生物学の知識がなくても理解可能。意外性のある事例が続くので読みやすい。

『空気と人類:いかに〈気体〉を発見し、手なずけてきたか』

 私たちがふだん何気なく吸っている「空気」。その正体に人類が気づき、科学し、利用するようになるまでには、驚くべき歴史と発見のドラマがあった! 農業、医療、産業、戦争にまで影響を与えてきた気体という存在を、科学と歴史の視点でスリリングにたどる一冊。

 

★★★化学の用語が登場するが、面白科学エピソードが豊富で難なく読み進められる。

 

『酒の科学:酵母の進化から二日酔いまで』

「とりあえずビール」。その一杯に、どれだけの科学が詰まっているかご存じですか? 酵母の進化に始まり、味や香りの秘密、脳への影響から二日酔いの謎まで――今晩の一杯が楽しくなる、大人のための科学本。

 

★★★★飲んべえのライターとめぐる社会科見学。細かい話は無視しても大丈夫。

 

『愛しのブロントサウルス:最新科学で生まれ変わる恐竜たち』

 羽毛フサフサ、カラフルな肌、予想外の鳴き声……。昔ながらの恐竜像は、もはや過去のもの。最新の研究が明らかにするアップデート版恐竜たちの姿は、驚きとロマンに満ちています。「子どもの頃、恐竜が好きだった」あなたにおすすめしたい一冊。

★★★★恐竜の名前がいろいろ出てくるが、主要な恐竜はイラストがあるので知識ゼロでも楽しく読める。

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