言葉のプロが“架空のハラスメント”で世相を斬る! 『訴えたらむしろ負ける!! ハラスメント図鑑』
記事:大和書房
記事:大和書房
概要:深夜同じCMにばかり遭遇するハラスメント
そこまで言うなら資料請求します
気がつくと、そのコマーシャルソングを口ずさんでいる私がいる。もう40を過ぎて、資格を取る予定もないのに、通ってみようかななんて魔がさしたりする。深夜のCMってすごい。
概要:リモートワーク中家事サボってると思われるハラスメント
夫婦の心はリモートしてないだろうか
小さな子どもが走りまわる中、私は部屋の片隅でリモートワークをしている。ちらっと妻を見ると、気のせいかもしれないが不機嫌そうに私を見ている。遊んでなどいない。必死に働いている。けれど打ち合わせ中に談笑が起きることもある。確認することはできないが、今、妻は私を静かに睨んでいることだろう。
先日電車に乗っていると、高齢の女性に席を譲ろうとしたおじさんがいました。するとそのおばあちゃんは、舌打ちをして無視してしまいました。譲られた優しさに感謝するのではなく、高齢だと思われたことに腹を立てたのかもしれません。
これはおばあちゃんから見れば「高齢に見られたハラスメント」であり、おじさんから見ると「席を譲ったのにキレられたハラスメント」です。
私が二人を「おばあちゃん」「おじさん」と心の中で呼ぶことも、ひょっとしたらハラスメントかもしれないし、これを読んでいただいている方に、この記事はつまらん! ハラスメントだ! と言われてしまうかもしれない……。
すべての物事は、見方によってハラスメントにもなるし、気にしすぎにもなるし、どうでもいいことにもなる。
ハラスメントって、社会問題のようで、人の心の問題なのかもしれません。
書籍には、そんな現代人の心を映し出す121点の妄想ハラスメントが、芸人ネゴシックスさんの爆笑イラストと共に掲載されています。
「正気か?」という、ナナメ目線から考えられた仕返しコーナーもお楽しみください。
(一部を本書より抜粋)