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愛と智慧が満ちあふれる「内なる力」を目覚めさせる

記事:大和書房

幸福が満ちる愛のことば(大和書房)
幸福が満ちる愛のことば(大和書房)
 今体験していることは「自分に必要なことが起きている」と受け止めます。悪いことが現れても、落ち込む必要はありません。
 ただ今にいる。
 すべてを受け止め、強く、優しく、愛をもって生きていきます。
 そして自分を愛し、自分に自信をもって、自分を信じて進みます。

減らない、変化しない、苦しまない愛をもつ

 愛とひと言で言っても、いろいろな愛があります。苦しいのでもう人を愛さないという人もいます。愛した人との別れが苦しかったのでしょう。また、ペットが亡くなって悲しんでいる人もいます。

 人は愛しすぎて何かに依存したしたり、愛を失って気持ちが沈んだり、つねに心は忙しいのです。愛しい人に裏切られ、物を愛するほうが楽だと、それらを集めます。

 しかし、あなたの依存する人や物は本質なことではありません。愛は美しいのですが、苦しみを与えます。苦しみの愛は、心の愛です。欲望の愛は、体の愛です。執着する愛です。

 私のおすすめする愛は、「減らない愛」「変化しない愛」「苦しまない愛」です。

 ヒマラヤの教えでは「心を超えたところに愛の海があり、愛はそこから無限に湧き出す」と説いています。心の奥にある愛の海を目覚めさせ、その愛を引き出すのです。  

 今までの愛から、質の高い愛に成長させ、依存の愛、心の愛、欲しいと望む愛、ギブアンドテイクの愛から、無償の愛、捧げる愛に成長させていきます。

 たとえば、太陽は何もいただかないでもただ輝き、皆に命を与えています。太陽のような宇宙的な愛、魂からの愛を捧げることで、あなたを取り巻く人々や自然、宇宙や神、そしてあなた自身の内奥にまで目を向けさせ、新たな思いを抱かせる「気づき」となります。

ありのままの自分を愛することで本当の愛が手に入る

 心を超えたところ、心のさらに奥に、愛が存在します。それは減らない愛、本当の愛、無限の愛、愛の海です。

 心の愛、執着の愛を使わず、本当の愛を目覚めさせましょう。

 心に渦巻くいろいろな考えや疑問を一度ストップして、心と感覚を浄めます。感覚をむやみに働かせません。いろいろなものに目をやり、ただ感じます。すると自分に命があり、そこに愛があることを感じはじめます。その自分を愛しましょう。そうすることで、心のさらに奥深くにある愛にタッチできるのです。その愛が、苦しみやこだわり、恐れを溶かしてくれます。

 大切なのは、自分に対して誠実であることです。

 神は遍在し万物にも宿り、すべての人の行為を見ています。それに対して誠実であるかどうかなのです。それは自己との戦いでもあります。あなたの心と体は、神が守ってくださっています。太陽の光は注がれ、月が輝き、すべてが与えられているのです。その信頼を裏切らないことです。

 そうすれば尊い存在との絆から愛が引き出され、あなたは人のために愛を差し出す生き方が実践できます。それはまわりの人を幸せにする、深く、大きな愛、慈愛といえるものです。

 本書では、幸福、人生、仕事、お金、結婚、家族、人間関係、介護など身近なキーワードを取り上げていますが、そのすべてに「愛」という水脈が流れています。その水脈から汲み上げた言葉は、悟りの愛から生まれた「真理の言葉」です。これには瞑想と同じ効果があります。

 今、瞑想の時間をもつことは、とても有意義なことです。瞑想は心を整理する営みです。不安や恐怖が渦巻くこんなときだからこそ、瞑想で静かな時間をもち、ざわつく心を鎮めてはいかがでしょうか。そこには心配も恐れも、世間の喧騒もありません。愛と安らぎと生命力に満ちた世界です。あなたはどんな世の中でも適応でき、幸せを得る人に変容します。

 愛と智慧に満ちたすべてを生み出す宇宙の源――「本当の自分」に出会いましょう。

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