北村紗衣さんや読書猿さんの推薦書も じんぶん堂2周年ブックフェア「私を知る 世界を知る」開催中
記事:じんぶん堂企画室
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※開催期間は変更となる場合があります。各店舗へお問い合わせください。
北村紗衣さんの推薦書は、『大学教授のように小説を読む方法 増補新版』(白水社)。作品を一歩踏み込んで読み解くためのヒントが詰まった一冊です。
タイトルどおり、大学で教えたり、論文を書いていたりするような研究者はふだんどういうふうに文学を楽しんでいるのか、読解時の目の付け所をいろいろと教えてくれる本です。作品を読む時に意外なところで必要になる古典の知識から、あやしんで探ったほうが良い比喩や象徴の見つけ方まで、丁寧にやさしく説明してくれます。自分たちで読書会を開きたいと思った時にこういう本が1冊手元にあると、とても心強いと思います。
読書猿さんには『岩波講座 世界歴史 第1巻 世界史とは何か』(岩波書店)を挙げていただきました。四半世紀ぶりに刊行が始まった歴史学の叢書の第一巻です。
異なる社会、異なる文化を生きる人達と、我々は助け合いすれ違いぶつかり合って暮らしている。同意できないまでも対話を続け、互いの立場と行動を理解するためには、互いの歴史を知るだけでは不十分だ。過去を参照しながら行動し、互いの記憶を更新し、毎日未来に一歩を踏み出しながら次の歴史を作っている。そうした我々の歴史実践を歴史学の最前線へと誘う、四半世紀ぶりに刊行開始された『岩波講座 世界歴史』の第一冊。
ブックフェア「私を知る 世界を知る」開催書店では、対象書籍についての推薦コメントをまとめた小冊子を無料配布しています。北村さん、読書猿さんに加え、「じんぶん堂」に加盟する出版11社の推薦書や、「書店員さんコラム」で紀伊國屋書店「じんぶん大賞」選考委員の書店員さん、ジュンク堂書店池袋本店の書店員さんが取り上げた人文書など30点を収録。お近くの開催書店にお立ち寄りの際はぜひお手にとってみてください。
・ほかのおすすめ人文書もご紹介しています。
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