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心理・哲学・文学~出版社のおすすめを紹介 じんぶん堂2周年ブックフェア「わたしを知る 世界を知る」 

記事:じんぶん堂企画室

ぼく自身のノオト(創元社)

ヒュー・プレイサー・著、きたやまおさむ・訳

 500万部突破の世界的名著が40年を超えて待望の復刊。ひとりの青年が生き方を確立する方法を探し求める心理エッセイ。訳者は精神科医でザ・フォーク・クルセダーズの北山修氏。推薦者・山崎まどか氏の言葉に本書の魅力が集約されています。「13歳から20歳にかけて、この本を何度も読み返し、友だちや好きな人のみんなに貸した。どのページのどの言葉も覚えている。久しぶりに手にとって、これはもしかして、いま必要とされている言葉ではないかと考える。北山修の名訳だ。」

時間の解体新書 手話と産みの空間ではじめる(明石書店)

田中さをり・著

 これまで哲学は主に音声や文字によって表わされる言語で展開されてきた。また、その担い手の多くは、男性であった。これにより、哲学が失ってきたことも少なくないのではないか――。自身の手話習得および育児の体験を踏まえ、マクタガートの時間論や生と死の問題を、ろう者(手話)と産む性の視点から考察することを通して、言語モードとジェンダーの制約から人間の定義と哲学そのものを拡張する試み。解説・森岡正博氏(哲学者、早稲田大学教授)。SNSや福岡伸一氏、渡邊十絲子氏、三木那由他氏の書評で話題の1冊です。

文学問題(F+f)+(幻戯書房)

山本貴光・著

 100年以上前、文学は「F+f」と喝破した夏目漱石の『文学論』は、今日の文学の可能性を考えるアイデアの宝庫だった――本書は、難解と敬遠される漱石『文学論』の骨子を解説。世界文学の事例を通して、文学とは何であって何でないかが誰でも理解できる類例なき文学の問題集です。文学理論、哲学思想、メディア論など最新の学術知見から「来たるべき文学論」を考察し、人文学の到達、課題、可能性を考える本にもなっています。

フェア開催店舗と実施期間

三省堂書店名古屋本店  2/1~3/18
ジュンク堂書店池袋本店 2/14~3月末
紀伊國屋新宿本店    3/1~3/31
紀伊國屋書店札幌本店  4/1~4/30
紀伊國屋書店広島店   3月上旬~4月上旬 
紀伊國屋書店梅田本店  3月中旬~4月中旬   
紀伊國屋書店横浜店   3月上旬~4月上旬 
紀伊國屋書店さいたま新都心店 5月初旬~5月末  

※開催期間は変更となる場合があります。各店舗へお問い合わせください。
*各加盟社のおすすめコメントなどを収録した小冊子をフェア開催中の店頭で無料配布しています。小冊子のデータはこちらからもご覧いただけます。

・ほかのおすすめ人文書もご紹介しています。
北村紗衣さんや読書猿さんの推薦書も 
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