考古学・地理・民俗学 おすすめの人文書を紹介 じんぶん堂2周年ブックフェア「わたしを知る 世界を知る」
記事:じんぶん堂企画室
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竹倉史人・著
大発見! 土偶とは――「植物&貝類をかたどった精霊像」だった! これまで、一般的な土偶の正体として、「妊娠女性をかたどったもの」「病気の身代わり」「狩猟の成功を祈願する対象」「宇宙人」……などの説が展開された。が、実はいずれも確証が得られていない。本書は気鋭の研究者が、「考古学×イコノロジー研究」から日本考古学史上最大の謎のひとつを読み解く。第43回「サントリー学芸賞 社会・風俗部門」受賞!
編集代表・森田喬(法政大学名誉教授)、日本地図学会・監修
原始の絵画的空間表現から21世紀のデジタルマップまで――。
情報のデジタル化によってますます多様化する「地図」の概念を新しく捉え直し、その全体像を提示するオールカラーの総合事典です。「地図を知る」「地図を作る」「地図を使う」の3部構成で,専門家はもとより,愛好家・一般読者も呼んで楽しめる魅力的なトピックスを満載しました。年表、地図投影法分類表、関連学協会一覧、地図入手先など充実した付録も付しています。
畑中章宏・著
民俗学的視点で厄災と日本人の関係を考察し、その諸相から現代的価値をあぶり出す、ポストコロナを見据えた今こそ読むべき一冊。科学の恩恵に与る以前、民間信仰を恃みに天変地異や疫病などの厄災に対応してきたわれわれの民俗的な記憶より明らかになる、今日そしてこの先の新たな脅威へのふるまい、あり方とは。祈りやまじない、各地の伝承、風習から、著者の探究する「災害民俗学」の新たな系譜として「民俗の医療」の手がかりを探る。
ミダス・デッケルス・著、山本規雄・訳
排泄とは、生存の条件であり、嫌悪の対象であり、笑いのネタであり、そして秘密の快楽でもある。本書は、エジプトや中国の古代文明から現代までの、古今東西のトイレと後始末、排泄物処理の文化と歴史、さらに生理的メカニズムから、浣腸や食糞、さらにスカトロ・フェチまでを対象にし、文化的・歴史学的・環境学的・生理学的な博覧強記をもって、ユーモアを交えながら、膨大な図版とともに「人類と糞尿」という壮大なるタブーに迫ったものである。
三省堂書店名古屋本店 2/1~3/18
ジュンク堂書店池袋本店 2/14~3月末
紀伊國屋新宿本店 3/1~3/31
紀伊國屋書店札幌本店 4/1~4/30
紀伊國屋書店広島店 3月上旬~4月上旬
紀伊國屋書店梅田本店 3月中旬~4月中旬
紀伊國屋書店横浜店 3月上旬~4月上旬
紀伊國屋書店さいたま新都心店 5月初旬~5月末
※開催期間は変更となる場合があります。各店舗へお問い合わせください。
*各加盟社のおすすめコメントなどを収録した小冊子をフェア開催中の店頭で無料配布しています。小冊子のデータはこちらからもご覧いただけます。
・ほかのおすすめ人文書もご紹介しています。
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