五木寛之が14人のスターと語り合う――『五木寛之傑作対談集 Ⅲ』貴重な対談をたっぷり収録したシリーズ全3巻がついに完結!
記事:平凡社
記事:平凡社
『五木寛之傑作対談集 Ⅲ』は、作家・五木寛之さんのこれまでの対談から、五木さん自ら選りすぐった「傑作」14編を収録した一冊です。本書は2024年秋から刊行を開始した『五木寛之傑作対談集』シリーズ(全3巻)の最終巻にあたります。
本書では、1968年の吉行淳之介さんとの「初めての対談」から2023年の村山由佳さんとの対談まで、約50年にわたる五木寛之さんの対談14篇を収録しています。ジャンヌ・モローさんと21年ぶりの再会を喜びあったり、山下達郎さんと音楽論を交わしたり、夏目雅子さんとの対談ではお茶目な素顔も飛び出したりと、対談ならではの意外な展開を楽しめる一冊です。
対談の魅力について、五木寛之さんは本書で次のように語っています。
私は語ることが好きである。それ以上に語り合うことの歓びは、何ごとにもかえられない生き甲斐だ。対話、対談は語ることと聴くことの生き生きとした実技である。
私は子供の頃から口舌の徒だった。それと同時に、人の話を聴くことの歓びも知っていた。
長じて作家として身を立てるようになってからも、私は人と語り合うことを強く求めた。
対談、という場は、私にとって呼吸をする場のような存在だったのだ。新人作家としてジャーナリズムの末端に名をつらねた日から、私は対談の仕事を、執筆よりも優先して続けてきたのである。(本書「あとがきにかえて」より抜粋)
シリーズの最後を飾る本書の巻末には、1968年10月から2026年1月までの五木寛之さんの対談リストを掲載しています。その数、なんと750件以上! リストには往年の名優や、時代を築いた作家など、名だたるスターが勢ぞろいしています。ぜひシリーズ既刊とあわせてお楽しみください。
ジャンヌ・モロー 愛と、別離と、死と、再生と
山下達郎 日本の音楽に様式はあるか?
塩野七生 カルチュアは雑踏の巷に
中上健次 物語世界に逆巻く風
石岡瑛子 文庫ブームと広告の関係
山田洋次 日本人の「こころ」が揺れている
永六輔 妻をめとらば愛らしく肝はドでかく…
遠藤周作 真面目フマジメ虚実皮膜之譚
松坂慶子 舞台に映画に全力投球
武満徹 日本文化の源流を探る〔抄録〕
村山由佳 “危険な領域”に挑む
吉行淳之介 初めて女性観を語ろう
夏目雅子 華麗なる演技派女優へ
井伏鱒二 戦後と漂流の行方〔抄録〕
あとがきにかえて
五木寛之〈全対談リスト〉