児童図書の国際会議、41年ぶりに日本で
国際児童図書評議会(IBBY)のアジアパシフィック地域大会が、2027年7月10、11日に東京都板橋区で開かれる。「本でつながる となりの国々」をテーマに、国内外から子どもの本に携わる作家や画家、翻訳家、編集者、図書館司書ら約600人が集まり、講演や展示、交流会が行われる。
18年に国際アンデルセン賞作家賞に輝いた児童文学作家の角野栄子さんが大会アンバサダーを務め、メインビジュアルは絵本作家の三浦太郎さんが描いた。スペシャルゲストには、文字のないグラフィック・ノベル「アライバル」などで知られるオーストラリアの絵本作家、ショーン・タンさんの参加も決まった。IBBYの国際会議が日本で開かれるのは、1986年の東京での世界大会以来41年ぶり。参加費未定だが、誰でも参加でき、12月から申し込みを受け付ける予定という。
18日の記者会見で、大会委員長で日本国際児童図書評議会(JBBY)会長の宇野和美さんは「子どもの本には偏見も分断もない。多様な文化や生き方を認め合い、尊重し合う機会を作りたい」。副委員長で板橋区立美術館長の松岡希代子さんは「世界の方々と交流を深めることで、国を越えて友情を育むことができる場になると思う」と期待を込めた。(伊藤宏樹)=朝日新聞2026年9月26日掲載