『アウシュヴィッツの巻物 証言資料』（みすず書房・６９１２円）は、ナチスのユダヤ人絶滅収容所内のガス室を稼働させていた「ゾンダーコマンド」（特別作業班）が地中に埋め、戦後に発掘された、極秘の手紙や手記などについて、ニコラス・チェア、ドミニク・ウィリアムズ両氏が考察した本。作業者もユダヤ人から選別された囚人で、彼らもまた生還することはなかった。二階宗人訳。＝朝日新聞2019年5月25日掲載
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