1. HOME
  2. コラム
  3. 図鑑の中の小宇宙
  4. 「掃除の解剖図鑑」 大掃除もやり方次第で楽になる

「掃除の解剖図鑑」 大掃除もやり方次第で楽になる

 12月に入り、一年の締めくくりが近づいてきました。そろそろ大掃除の計画を立てようという人も多いのでは? そこで今回取り上げたいのが「掃除の解剖図鑑」です。

 日本ハウスクリーニング協会監修のもと、キッチンやリビング、寝室などの場所ごとにおすすめの掃除方法をまとめた“掃除の手引書”とでもいうべき一冊。汚れのレベル別に効率よく掃除するためのポイントや知っていると掃除がぐんと楽になるコツを紹介しています。

 個人的に掃除で悩ましいのが、掃除する場所によって使う道具がいつの間にか増えていってしまうこと。なかでも洗剤は専用洗剤をついつい買ってしまいがちです。本書によれば、クエン酸、重曹、酸素系漂白剤の3種類の洗剤だけで家庭内の汚れはきれいにすることができるとのこと。大事なのは、粉末のまま使うのか、水で薄めてスプレーするのかなどの使い方だそう。掃除する場所と汚れの種類別に適した洗剤とその使い方がわかる早見表は、迷ったときの心強い味方です。

 巻末では、季節に合わせて毎月の掃除テーマを決め、念入りに掃除する「大掃除」ならぬ「中掃除」を提唱。この年末の大掃除でリセットしたら、来年はキレイを保つためにも「中掃除」に挑戦したいものです。