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図版資料で歩みをたどる「図説 大名庭園の近代」

 『図説 大名庭園の近代』(小野芳朗ほか編著、思文閣出版・6600円)は日本三名園と称される岡山の後楽園、金沢の兼六園、水戸の偕楽園のほか、高松の栗林公園、彦根の玄宮楽々園を取り上げる。藩主が眺めた江戸時代の姿に関心が集まりがちだが、一般開放に伴う風景の変化や周囲の都市化、銅像の建立など、近代の歩みを豊富な図版資料とともにたどる。=朝日新聞2021年10月30日掲載