【音声あり】さくらももこさん「もものかんづめ」出版30年、ちびまる子ちゃんの声でオーディオブック化

　国民的漫画「ちびまる子ちゃん」の作者、さくらももこさん（2018年死去）のエッセー集「もものかんづめ」が刊行されてから、今年で30年。累計100万部を突破したベストセラーが、アニメ「ちびまる子ちゃん」のまる子役でおなじみ声優TARAKOさんの朗読でオーディオブック化されることになりました。

TARAKOさん朗読のサンプル

　さくらさんの身の回りに起きた日常の出来事や、父ヒロシや母、姉など、「ちびまる子ちゃん」に登場するキャラクターのモデルにもなった家族とのエピソードが、ユーモラスなタッチでつづられたこの作品は、1991年3月に集英社から出版され、単行本、文庫など合わせて100万部を超える大ベストセラーとなりました。

　オーディオブック版は、ビジネス書や小説などの朗読や、ラジオドラマなどを配信している株式会社オトバンクのサービス「audiobook.jp」で、4月2日から配信されます。価格は1540円（税込み）。このうちの1編「奇跡の水虫治療」は、5月31日まで同社の「聞き放題プラン」（月額750円）でも聴くことが出来ます。いずれも初回登録から30日間は無料。

TARAKOさん「聴いてる瞬間、ももこちゃんがそばに」

　朗読を担当したTARAKOさんは「緊張とそしてワクワクと、とにかく素敵な時間を過ごさせていただきました。素敵な話がいっぱいある作品で、読んでいる最中に吹き出してしまって、何度もNGを出しました」と収録を振り返りました。「身近で何か辛いことや、悲しいこと、うっぷんがたまっていることがある方は、ぜひ聴いて笑い飛ばしてほしいです。目で読んでも楽しい本ですが、今度はぜひ耳から聴いて、さくらももこさんの世界を心の中に紡いでほしいです。聴いている瞬間はきっと、ももこちゃんがそばにいます」とコメントしています。