人間関係がうまくいくかどうかは話し方次第。同じことを伝えるにしても、話し方を変えれば人当たりはぐんと違ってくるというのが本書のテーマです。ほめ方や叱り方など具体的な例を挙げ、「得する話し方」と「損する話し方」の2パターンを紹介する構成はとてもわかりやすくて説得力があります。たとえば悩み事を相談された時、すぐに解決策をアドバイスするのは損な話し方。大切なのは、「どうだろうねえ」、「どうしたいの？」と一緒に考える姿勢を見せることだと著者は言います。沈黙が怖くて話し続けるのもＮＧ。黙っていても、相手への集中を切らさなければいいと指南します。自分の口癖を見直す良い機会になるに違いありません。
定価1400円＋税 ディスカヴァー・トゥエンティワン 03・3237・8321
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