山形県の山奥で生まれ育った著者は、狩猟女子でもあり、父の跡を継ぐべく茅葺き職人を目指していました。その作業中に屋根から転落し、脊髄を損傷。ところが、車椅子生活を宣告されても、一度も取り乱すことはなかったといいます。もともと前向きで、日々の楽しさを追求するタイプ。早速、車椅子女子について調べ、魅力的な女性がたくさん活躍していることを知ります。そこで、「なりたい自分」になるため、性や排泄も含めて、当事者となって感じた「障害のある人たちのリアル」をブログやYouTubeで発信し始めます。
本書は、恋もファッションも狩猟も海外旅行も諦めないし、障害者は暗いという先入観を変えていきたい、と人生を切り拓く著者のパワー溢れる1冊です。
定価:本体1200円+税 扶桑社 www.fusosha.co.jp