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身近な植物のチカラを再発見 「和ハーブ図鑑」

 「セリ・ナズナ、ゴギョウ・ハコベラ、ホトケノザ、スズナ・スズシロ、春の七草」。子どものころ、短歌の調子で春の七草を覚えたという人も多いのではないでしょうか? 1月7日に新年の無病息災や豊作を祈って七草粥を食べるという習慣は、江戸時代のころに広まったのだそうです。年末年始のごちそう続きで疲れた胃腸を整えてくれます。

 そんな七草をはじめとする日本のハーブを紹介するのが「和ハーブ図鑑」です。古くから日本で人々の生活や健康を支えてきたハーブ130種類以上を収録。各種和ハーブの生育環境や有用性などのデータはもちろん、人との関わりについても記されているので読み物としても楽しめます。

 ハーブというと山や森の中にあるイメージですが、本書を眺めていると私たちの身近にある植物も実はハーブの一種だということに驚かされます。

 たとえば、春になるとあちこちで見かけるタンポポ。利尿効果や血行促進、ホルモンバランスの調整などさまざまな効用があり、世界中で食用されているといいます。葉はサラダや天ぷら、根はきんぴらなどにして食べるのがおすすめなんだとか。

 和ハーブの採取の仕方や見分け方、注意点なども紹介されているので、本書を片手に散策に出かけてみるのもおすすめです。意外なハーブを道端で発見!なんてこともあるかもしれません。