社会人になると、お腹周りの増加、ひいては健康面での悩みに振り回されがち。今回紹介する「ダイエット検定」は、そうした悩みの解決につながりうる検定で、健康と美の正しい知識を伝える目的ではじまりました。
日本語の「ダイエット」は減量すること、もしくはその方法という意味合いが浸透していますが、英語での「Diet」は、本来健康管理を目的とした食事療法のことを指し、減量そのものを指す言葉ではありません。ダイエット検定は英語のもつ「Diet」の意味にもとづき、多くの人々の健康増進を目指しています。
「主眼としては、あくまでも痩せることだけではなく、ダイエットの本来の目的である“健康的な心身の獲得と維持”を目指すこと」と語るのは、日本ダイエット健康協会の代表理事を務める古谷暢基さん(52)。「もちろん、その手段のひとつとして減量はありますが、真の意味でのダイエット、その本質を追求することに検定の特色があります」。このような理念にもとづいて作られた検定の問題は、さまざまな観点から健康への知識を問うものとなっています。
検定には2級、1級があり、2級は「生活アドバイザー」という立ち位置で、友人や家族へのアドバイスができると見なされ、1級は「プロフェッショナル・アドバイザー」、つまり職業レベルで健康の知識を活用できると見なされます。1級合格者にはさらに、日本ダイエット健康協会が認定する、健康に関連したセミナーの講師として活動できる「ダイエットインストラクター」の資格を取る道も開かれています。
エスティシャンや医療従事者など、職業として得た知識を活用する人以外にも、「健康な心身をベースとした幸せな人生でありたい」と願う人たちにダイエット検定は力になると言えそうです。2級の難易度としては、「1週間ほどの勉強で取得は可能です」と語る古谷さん。正しい知識を得て、さっそく健康度のアップに生かしてみてはいかがでしょうか。
例題にチャレンジ!
【問題1】
生のアジを使ったメニューのうち、もっとも含有カロリーが低くなると考えられる調理法は?
- 塩焼き(網)
- 素揚げ
- 刺身
- フライ
【問題2】
脳が長期間維持された体重や体格を記憶し、急激に変化が加わったときに脳が元に戻そうとする作用の事を何と言う?
- マッチポイント
- リセットポイント
- セットポイント
- デフォルトポイント
【正解】タイトル問題=3、問題1=1、問題2=3