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「美しい日本語 荷風」 心の自由をまもる文豪の言葉

 昨年が生誕140年、没後60年だった永井荷風の散文・詩・俳句のアンソロジー『美しい日本語 荷風』全3巻(慶応義塾大学出版会)が完結した。1は季節をいとおしむ言葉、2は人生に口づけする言葉、3は「人の命のあるかぎり自由は滅びざるなり」といった、心の自由をまもる言葉。持田叙子(のぶこ)・高柳克弘編著。各2970円。=朝日新聞2020年7月11日掲載