1. HOME
  2. トピック
  3. 「桃鉄」で遊びながら地理を学ぼう! 国民的ゲームが図鑑になって登場

「桃鉄」で遊びながら地理を学ぼう! 国民的ゲームが図鑑になって登場

『桃太郎電鉄でわかる都道府県大図鑑』(宝島社) ©さくまあきら ©Konami Digital Entertainment

 1988年にシリーズ第1作目が登場してから30年以上に渡って親しまれてきた「桃太郎電鉄」(以下「桃鉄」)シリーズ。プレイヤーが鉄道会社の社長となり、日本一の社長の座を争うすごろくゲームです。ランダムに決まる目的地を目指しつつ、日本各地の物件を買って資産を増やしていきます。桃鉄で日本全国を巡るうちに、各地の地名や特産物などを自然におぼえていたという経験は、桃鉄をプレイしたことがある人なら必ずあるはず。特に「長万部」や「和寒」などの難読な地名が読めるようになったのは、桃鉄のおかげという人が多いのではないでしょうか。

 そんなゲームの特徴を活かし、シリーズ最新作「桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~」と共に、楽しみながら地理を学べるのが「桃太郎電鉄でわかる都道府県大図鑑」(宝島社)です。

 テレビなどでもおなじみの東進ハイスクール地理講師、村瀬哲史(むらせ あきふみ)さんが監修を務め、47都道府県の特徴をはじめ、ゲーム内に登場する産業や名産品、名所などを写真とともに解説。国民的ゲームが図鑑になったというだけに、予約販売が絶好調! 発売前に増部が決まるほどの人気だったんだとか。

『桃太郎電鉄でわかる都道府県大図鑑』(宝島社) ©さくまあきら ©Konami Digital Entertainment

 各地方の駅名・物件名一覧も収録されており、ゲームで未踏の駅やその土地の名物についても知ることができます。最新シリーズがベースになっているだけに、流行のスイーツや観光スポットなどがアップデートされているのを見つけるのは、往年の桃鉄プレイヤーにとっても楽しいところ。目新しいところでいえば、北海道・ススキノの「しめパフェ屋」や、同じく北海道・札幌のニトリを彷彿とさせる「家具小売業」などがあります。

『桃太郎電鉄でわかる都道府県大図鑑』(宝島社) ©さくまあきら ©Konami Digital Entertainment

 ゲームは架空の世界ですが、実在する元ネタを想像しながら、リアルの世界と結びつけていけば記憶は強固になるもの。大人も意外と知らないご当地グルメなどの情報もあり、本書を参考書に親子で遊びながら地理の知識を身につけていくのも一興です。