先日、探査機「はやぶさ2」が小惑星・リュウグウへの1回目の着陸に成功し、宇宙探査の歴史に新たな一歩を刻みました。遥かなる宇宙に思いを馳せた人も多かったのではないでしょうか?
今回ご紹介するのは、宇宙にまつわるトリビアを収録した「へんてこりんな宇宙図鑑」。学術的な難しい話ではなく、「そういえば宇宙ではどうなっているんだろう?」といった素朴な疑問への答えや、地球での常識とは異なることなど、宇宙関連のちょっと面白い話をまとめたものです。
例えば、宇宙でのウンチ。宇宙に行くことを考えたことがなかったので想像するまでもありませんでしたが、生理現象は避けられないものです。でも、無重力状態でのウンチを想像してみると、うまく落ちてくれないのは明らか。科学者たちが宇宙用のトイレを開発しているものの、慣れていない宇宙飛行士は1時間近くウンチと格闘することもあるのだとか……。宇宙飛行士にとっては、トイレの訓練も大事な訓練なのです。
ちなみに、オナラも宇宙ですると超濃厚な塊になって漂うんだそう。オナラには可燃性ガスが含まれるため、濃厚な分、宇宙でのオナラには爆発の可能性もあるといいます。ふだん何げなくしていることも、宇宙では大変なことのようです。
また、頭脳明晰で体力も精神力もあり、スーパーエリートなイメージの宇宙飛行士ですが、意外なことにその月給は30数万円ほどだそう。宇宙にいつ行けるのかもわからない中、訓練を続け、命をかけて宇宙へ飛び立つ。宇宙への憧れや情熱を持ち続けていなければ務まらない職業です。
ほかにも宇宙人や宇宙論、太陽系の惑星などについても面白いトピックスが満載。本書を読めば遠い宇宙が身近に感じられて、宇宙のことをもっと知りたくなるはずです。