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華やかな“地下への入口” 「厳選! デザインマンホール大図鑑」

「厳選! デザインマンホール大図鑑」(グラフィック社、監修:垣下嘉徳 山市香世)より

 街中を歩いていると必ず一つは目にするマンホール。ふだんは大して気にしていないという人がほとんどではないでしょうか。

 筆者もそんな一人ですが、旅先などいつもと違う場所で出会うマンホールにはその土地の名物や縁あるキャラクターなどがデザインされていて、思わず写真に収めてしまうことも。

 今回紹介する「厳選! デザインマンホール大図鑑」は、そんな地域色あふれる全国のデザインマンホールの中からカラーマンホール研究会が選んだ553枚を掲載。

 海外のマンホールも比較のためにいくつか掲載されているのですが、日本のマンホールが圧倒的にカラフルでデザインの種類も豊富なことがよくわかります。

 各地の名所や特産品、ゆるキャラなどがデザインされているものもあれば、中にはQRコードやARを使って情報を発信する媒体として活用されているものも。マンホールもある意味、日本でガラパゴス的に進化してきたものの一つなのかもしれません。

 個人的に“会いに行きたいマンホール”は、新潟県三条市にあるスパナやニッパーのモチーフがデザインされた一枚。金物の街として知られる三条市ならではのマンホールです。規則性のあるレイアウトと下手に彩色をしていないあたりに、黙々と作業する実直な職人の姿を重ねて、グッときてしまいました。

左下が筆者意中のマンホール

 マンホールの探し方や撮影のポイントなども紹介されているので、いつもは道路の脇役的なマンホールをメインに、マンホール散歩やマンホール旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。