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戯曲「ヴェールを被ったアンティゴネー」 ギリシャ悲劇を、欧州の学校に通うムスリムの女子生徒に置きかえて

 ギリシャ悲劇の『アンティゴネー』を翻案した戯曲『ヴェールを被(かぶ)ったアンティゴネー』(フランソワ・オスト著、伊達聖伸訳、小鳥遊〈たかなし〉書房・2420円)は現代欧州の学校が舞台。ヒジャブを被ったムスリムの女子生徒が権力に立ち向かう。信教の自由や女性差別、校則などの問題を提起する。著者インタビューも収録。=朝日新聞2019年10月12日掲載