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金子兜太さんの日記、60年分を全3巻に 来年刊行へ

 戦後日本を代表する俳人で、今年2月に亡くなった金子兜太さんの日記が、来年2月から『金子兜太戦後俳句日記』(全3巻)として白水社から刊行される。
 1957年から98歳で亡くなる前年の2017年までの約60年分で、ほぼ毎日つづられていた。収録されるのは俳人たちとの交流など俳句にかかわる記述が中心で、兜太さんから見た戦後俳句史と言うべき、貴重な資料となっている。兜太さんの長男・金子真土氏が校訂し、各巻に俳人の長谷川櫂氏の解説が付く。第1巻が来年2月に発売され、続刊は半年ごとに刊行される予定。各巻約450ページで予価各9千円(本体価格)。=朝日新聞2018年10月31日掲載