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「夢十夜」にしみじみほれ込んで 漱石山房記念館1周年イベント開催

 新宿区立漱石山房記念館の開館1周年を記念したイベント「漱石 夢のあとさき」(朝日新聞社など共催)が10月28日、早稲田大学大隈記念講堂で開かれ、阿刀田高さんの基調講演に続き、俳優の真野響子さんが「夢十夜」の一人芝居に挑んだ。
 阿刀田さんは、小説家として「夢十夜」に「しみじみほれ込んでいる」と語り、「10話のほぼ全てが違う深層心理を描きながら、それぞれに暗示的なものを与えてくれる」と解説。漱石と誕生日が同じという真野さんは2010年から「夢十夜」に取り組み、演出を手掛けた竹内晶子さんとの出会いをきっかけに、さらに2年ほどかけて内容を深めたという。「『夢十夜』の世界を伝えていくのは、いまや私のミッションだと感じています」=朝日新聞2018年11月07日掲載