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「住の民俗事典」 消えつつある日本の暮らし

 日本社会の変化は平成以前から起きているのだろう。森隆男編『住(すまい)の民俗事典』(柊風舎・1万6200円)は、消えつつある日本の暮らしを見つめ直す。衣食住の民俗事典の第2弾だ。現代でも生きている地鎮祭なども紹介する。だが、母屋とは何か、結界とは何か。とくに都市生活で縁遠くなった事項も多い。随所にコラムを掲載し、「住」にまつわる理解を助ける。=朝日新聞2019年3月9日掲載