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「好書好日」は1周年を迎えました 1年間の読まれた記事トップテンを紹介

10位 え?そんな理由で!? 「わけあって絶滅しました。世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑」

 毎週、ユニークな図鑑を紹介する連載コラム「図鑑の中の小宇宙」。ちょっぴりダメな部分を切り口にすることで、ふだんは日の目を見ない生き物たちにスポットを当ててベストセラーとなった『ざんねんないきもの事典』の監修を務めた動物学者の今泉忠明さんと編集担当の金井弓子さんが再びタッグを組んだのが『わけあって絶滅しました。世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑』です。金井さんいわく「絶滅した生き物たちが自ら絶滅した理由を語る謎の設定が一番の見どころ」だそうです。

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「わけあって絶滅しました。世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑」(ダイヤモンド社)より

9位 乳幼児を笑いに笑わせた「だるまさん」 伝説の絵本作家・かがくいひろしの生涯

 こちらは連載「えほん新定番」の番外編的な記事です。特別支援学校の先生として28年間教壇に立ち続けたのち、2005年に50歳で遅咲きの作家デビューを果たした絵本作家・かがくいひろし。累計570万部を突破した「だるまさん」シリーズなど、乳幼児を大笑いさせる作品を次々と生み出したものの、わずか4年で急逝しました。彼の展覧会が開かれたことをきっかけに、日本じゅうの子どもを笑いに笑わせ、そして駆け抜けていった伝説の絵本作家の軌跡を改めて取材しました。

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8位 「歩くパワースポット」湘南乃風・SHOCK EYEさん 出会う人すべてが未来の自分の笑顔に繋がってる!

 人気レゲエグループ・湘南乃風のSHOCK EYEさんは「歩くパワースポット」と呼ばれるほどの強運の持ち主で、彼の写真を携帯電話の待ち受け画像にするといいことがあると巷で話題になっているそうです。今年に入り、テレビなどでも取り上げられることの多くなった彼が、初の著書『歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている小さな習慣』の刊行を機にインタビューしました。湘南乃風として、歩くパワースポットとして、自身のルーツや幼少期についても包み隠さずに熱い想いを語っています。

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7位 日本のロック熱は女子の〝好き〟エネルギーが作ってきた 映画「ボヘミアン・ラプソディ」公開を機に振り返る

 日本でもロングランとなった映画「ボヘミアン・ラプソディ」。イギリスのロックバンド「クイーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーに焦点を当てた作品ですが、実はこのバンド、1973年のデビュー当時は本国では全く人気がなく、「グラムロックの残りカス」と酷評されていたそうです。そんなクイーンに最初に注目し、熱狂したのは、実は日本のファンでした。火付け役となった音楽雑誌の女性記者の活躍をたどります。

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6位 裏社会でどう生きるか マフィア一族に生まれ、ヤクザ世界で生きた男の自伝「破界」

 著者のマリオ・ルチアーノさんは映画「ゴッドファーザー」のモデルの一人、マフィアのボス、ラッキー・ルチア-ノの末裔です。23歳のときに来日し、ヤクザ組織の西海家総連合会系組員、五代目山口組系組員になります。現在は裏社会から身を引き、都内でレストラン「ウ・パドリーノ」を営むルチアーノさんの数奇な運命について、自伝の刊行を機にお話をうかがいました。インタビュアーの最後の質問への答えが、胸に迫ります。

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5位 作家・井上光晴とその妻、そして瀬戸内寂聴…長い三角関係の心の綾 井上荒野さん「あちらにいる鬼」

 男女の心の綾を、的確な筆使いで描写する直木賞作家、井上荒野さん。新作小説『あちらにいる鬼』でモデルに選んだのは、彼女にとって最も身近な人々でした。父である作家・井上光晴の妻、つまり井上さんの母親と、光晴と長年にわたり男女の仲だった作家・瀬戸内寂聴を彷彿させる二人の女性の視点から、彼らの長きにわたる関係と心模様の変化を深く掘り下げていきます。じわじわと手にとる人が増えているのか、息長く読まれ続けているインタビューです。

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4位 「エヴァ」でも注目、「死海文書」に世界はなぜ驚かされるのか? 日本語版刊行開始

 アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」で興味を持った人も多い「死海文書」。死海のほとりの洞くつ群から発見されて約70年、解読作業の遅れからオカルト的な興味の対象になったり、真偽そのものを疑う声も上がったりしていましたが、ようやく現存する文書の公刊がほぼ終わりました。日本でも全12冊の刊行が始まったのを機に、編集を担当した「ぷねうま舎」の社長・中川和夫さんに「死海文書とは何か」から解説してもらっています。

>中川和夫さんのインタビューはこちら

3位 「夫のちんぽが入らない」書評 入ってこないすべての女性へ

 声に出しづらい衝撃的なタイトルで話題となった通称「おとちん」ですが、性器の不一致に悩む夫婦の物語が多くの共感を呼び、ベストセラーになりました。マンガ化、文庫化に加え、2019年には実写ドラマに。月間PV約100万の人気ブログ「ハッピーエンドを前提として」の中の人で知られるウイさんが、ユニークな書評をつづってくれました。

>ウイさんによる「おとちん」書評はこちら

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2位 僕は頭がいいけれど…東大生が抱く「彼女は頭が悪いから」への違和感

 2016年に東大生5人がおこした強制わいせつ事件をモチーフにした姫野カオルコさんの小説『彼女は頭が悪いから』。著者を交えて作品について語り合うトークイベントを観覧した東京大学の男子学生は登場人物について、「あんな東大生はいないと思う」と違和感を覚えました。彼へのインタビューをまとめた記事です。公開直後も読まれましたが、この春、東京大学入学式での上野千鶴子さんの祝辞を機に、再び多くの人の目に留まったようです。

>東大生へのインタビュー記事はこちら

>「彼女は頭が悪いから」姫野カオルコさんインタビューはこちら

文:伊藤あかり

1位 朝日新聞「平成の30冊」を発表 1位「1Q84」 2位「わたしを離さないで」 3位「告白」

 平成時代に刊行された本の中からベスト30を選出しようと、朝日新聞が識者の方々にアンケート。1位は村上春樹さん『1Q84』、2位はカズオ・イシグロさん『わたしを離さないで』……30冊のランキングを見ながら、未読作品を読んだり、好きな作品を読み返したりされた方も多かったようです。令和時代は、どんな作品との出会いが待っているでしょうか。好書好日が、その一助になればと思っています。

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