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「京都怪談巡礼」 近世怪談研究の第一人者が怪異の場所へ

 『京都怪談巡礼』(淡交社・1728円)は、近世怪談研究の第一人者、堤邦彦・京都精華大教授が、有名な中世以前の怪談にとどまらず、従来あまり注目されてこなかった近世の京都の怪談をとりあげ、江戸時代の記録を手がかりに実際の場所を訪ねる。首塚や京都版「牡丹灯籠(ぼたんどうろう)」など。読者に便利な地図付き。=朝日新聞2019年6月22日掲載