『ドラゴン桜』『インベスターZ』など、ユニークな発想と独自のテーマで時代に切り込んできた三田紀房さんの漫画『アルキメデスの大戦』(講談社)が、「永遠の0(ゼロ)」の山崎貴監督によって映画化されました。物語の軸は、史上最大にして悲劇の運命をたどった「戦艦大和」。VFXを駆使した大和の雄姿とともに、その建造を巡る男たちの熱い頭脳戦を描きます。
1933(昭和8)年、欧米列強との対立を深め軍拡路線を歩み始めた日本。海軍省は、世界最大の戦艦を建造する計画を秘密裏に進めていました。ただ省内にはその計画に反対する者も。「今後の海戦は航空機が主流となる」という持論を展開する海軍少将・山本五十六は、巨大戦艦の建造がいかに国家予算の無駄遣いか明白にしようと、東京帝国大学で100年に一人の天才と呼ばれた数学者に協力を依頼します。
帝国海軍という巨大な権力にたった一人で立ち向かい、数学で戦争を止めようとした天才数学者・櫂直(かい・ただし)を演じるのは菅田将暉。櫂を使って大和の建造を阻止しようとする山本五十六には舘ひろし。ほかに柄本佑、浜辺美波、笑福亭鶴瓶、小林克也、小日向文世、國村隼、橋爪功、田中泯らが出演します。
7月26日の全国公開を記念し、原作コミック第1巻を「好書好日」メルマガ読者10人にプレゼントします(応募にはメルマガの登録が必要です。応募フォームから登録できます)。締め切りは2019年7月26日正午まで。