コロナ禍は社会の分断を深め、新たな差別を生み、格差やジェンダーの問題を浮き彫りにした。それらの課題を16人の歴史学者が論ずるのが、歴史学研究会編、中澤達哉・三枝暁子監修『コロナの時代の歴史学』(績文堂〈せきぶんどう〉出版・1980円)だ。加藤陽子氏は国家と国民の関係が大きく変わる際の「安全感」をめぐる対立や、緊急事態と抵抗権を考える。若尾政希氏は図書館休館で史料が閲覧できないなど、若手研究者をめぐる現状を問う。=朝日新聞2021年1月30日掲載
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