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全6巻で哲学者の思索たどる「竹内芳郎著作集」

 サルトルやメルロポンティを日本に紹介し、マルクス主義を自らの視点で再構築して、文化論、記号学、普遍宗教論などを展開した哲学者・竹内芳郎(1924~2016)。その仕事を編んだ『竹内芳郎著作集』全6巻+補巻(閏月〈じゅんげつ〉社)の刊行が始まった。初回配本の第1巻は『サルトル哲学序説』と『実存的自由の冒険』を収める。6820円。鈴木道彦・海老坂武監修。=朝日新聞2021年10月9日掲載