明治時代に350部で自費出版された名著が新たな形でよみがえった。『柳田国男自筆 原本 遠野物語』(原本遠野物語編集委員会編、岩波書店・5500円)は、毛筆草稿からペン字原稿・初校などを収録し、編集委員会の三浦佑之委員長らが解説。委員の赤坂憲雄氏は「はじめに」で「日本の近代が産み落とした最高の文学作品のひとつ」と説いている。=朝日新聞2022年3月19日掲載
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