
西原みのりさんの絵本「おちばいちば」
木の実で作ったごちそうや落ち葉のスカートなど、食べ物から衣服や雑貨まで、すべて落ち葉や木の実でできた品物が並ぶ不思議な市場が舞台の絵本です。そこで使えるのは、どんぐりぼうしのお金のみ。「本に出てくる落ち葉や木の実を見つけて、外で遊んでくれたらいいなと思っています」と作者の西原さんが言うとおり、落ち葉や木の実を探しに行きたくなります。
松成真理子さんの絵本「まいごのどんぐり」
どんぐりが大好きなコウくんのカバンは、いつも拾ったどんぐりでいっぱい。なかでも一番のお気に入りは「ケーキ」と名付けたどんぐりで、どんな時も一緒。ところが、ある日、カバンからケーキが落っこちてしまい……。「自分を励ましてくれるもの」が描きたかったという松成さん。「それは、別に『人』でなくてもいい。植物は自分で歩いたり、寄り添ったりはしないけど、私たちを癒やしてくれるものを発しているんじゃないか」と話してくれました。
石川基子さんの絵本「ほしじいたけ ほしばあたけ」
主人公は、きのこ村で暮らす干ししいたけの老夫婦。ある日、村の子どもが谷から落ちてしまって、さあ大変! 二人は体を張って助けようとします。タマゴタケやキヌガサダケなど、色々なきのこたちが登場するのも楽しいところ。ほのぼのとして、いい感じに脱力しているきのこたちに癒されること間違いなしです。作者の石川さんは「くだらなくて、なんの教訓もない絵本から、『老いも悪くないな』とか、『躊躇なく他人のために行動するってすごいな』とか、『乾物はいいな』とか、色々と感じてくれる人もいます。そうして自由に、様々に感じて頂けるのが、とても嬉しいです」と語っています。
